beacon

名古屋は玉田の2戦連発弾もドローに終わる

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.7 J1第10節 名古屋1-1清水 瑞穂陸]

 名古屋グランパスはホームで清水と対戦し、1-1で引き分けた。前半8分にFW玉田圭司の2戦連続となるゴールで先制したが、10分後に追いつかれて、勝ち点1を分け合った。

 グループリーグ突破を決めたACLの杭州緑城戦(1-0)から中2日、FWケネディやDF田中マルクス闘莉王、MF金崎夢生ら主力が次々と負傷し、連戦を厳しいチーム状況で戦っているが、公式戦2連勝中と結果を残している。3連勝を飾るべく、試合に臨んだ。

 前半8分、FW永井謙佑が快足を活かして左サイドをドリブルで駆け上がる。マイナスの左クロスにファーサイドの玉田が頭で合わせて先制点を決めた。同12分には、GK楢崎正剛からのボールを永井が落とし、これを拾ったMF吉田眞紀人が中央へ折り返したが、DFにカットされた。

 1点のリードを守りきりたいところだったが、前半18分、楢崎がクリアミス。これを拾ったFW大前元紀にPA内右からシュートを打たれた。楢崎がなんとか防ぐも、こぼれをFWアレックスに決められ、同点に追いつかれた。同29分にはMF藤本淳吾の右CKに吉田が頭で合わせたがポスト左へ外れた。

 1-1で迎えた後半にも、ゴールへ向かって攻め込むが得点は生まれない。古巣戦にボランチで出場した藤本だったが、攻撃参加が少なく、持ち前の攻撃力を発揮することができない。もう一度突き放そうと後半34分には、小川に代わって、杭州緑城戦で途中出場ながら、決勝点につながるPKを獲得したFW久場光をピッチへ送った。これがリーグ戦デビューとなる久場が、前線で運動量豊富に動き回るがチャンスには絡めず。試合は1-1のまま終了した。

 試合後のテレビインタビューでストイコビッチ監督は「我々は今日はよくやった方だと思います」と引き分けを受け入れながらも、「連戦だったこともあるが、もっとやっていかないといけないとも思う」と話した。ACLを戦う名古屋は、まだ連戦が続き、今度は中3日でACLのグループリーグ首位通過を懸けて、敵地でアルアイン戦を戦う。

(文 片岡涼)

TOP