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浦和は柏に完敗、終了間際に原口が意地の1点も……

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[5.7 J1第10節 柏3-1浦和 国立]

 浦和レッズは柏に1-3で敗れて、3連敗を喫した。これでついに18チーム中17位に転落。終了間際にFW原口元気が意地の1点を返し、チームに3試合ぶりの得点が生まれたことが唯一の光明となった。

 仙台戦(0-1)、横浜FM戦(0-2)と2試合連続の零封負けで連敗中の浦和は攻撃陣にテコ入れを行い、FW原一樹が移籍後初のメンバー入りで先発。4-4-2システムの2トップをFWエジミウソンとともに務めた。2列目には右にMFマルシオ・リシャルデス、左に原口が入った。守備陣とボランチは前節から変わらなかった。

 開始1分、出鼻をくじかれた。左サイドを崩されクロスを許すと、ニアサイドにFW北嶋秀朗に飛び込まれて先制点を奪われた。同21分には左CKのチャンスから一転、カウンターからピンチを迎え、DFジョルジ・ワグネルにミドルシュートを決められた。

 2点を追う後半20分にはDFスピラノビッチに代えて、FWエスクデロ・セルヒオを投入。MF山田暢久が最終ラインへ回り、前線にフレッシュな選手を置き、ゴールをめざす。同32分には原に代わり、FWマゾーラがピッチへ送られた。しかし、同38分、北嶋にこの日2点目となるゴールを決められて、3点差にリードを広げられた。

 後半ロスタイム2分には意地をみせた。マゾーラのドリブル突破から流れたボールを原口が拾い、GKとの1対1を冷静に右足で流し込んで、1点を返した。しかし反撃には及ばず。1-3での完敗となった。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「浦和にふさわしくない、恥ずかしい試合をしてしまった」と大敗を嘆きながらも「今日は残念だったが、ここ3試合は内容が良かった」と手応えはあったことを強調していた。

(文 片岡涼)

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