[5.15 J2第12節 札幌2-0鳥取 札幌ド]

　コンサドーレ札幌が19歳FW三上陽輔の2得点の活躍でガイナーレ鳥取に2-0で勝利した。前節で熊本に0-1で敗れていたが連敗は免れ、今季2勝目を手に入れた。
　
　開幕から5試合で、わずか1得点と攻撃陣が低調。1勝1分3敗と負けが込んでいた札幌だったが、この日は今季トップ昇格を果たした19歳のルーキーがチームを勝利に導いた。

　前半6分、MF古田寛幸のスルーパスに右サイドを抜け出すと、PA外に出てきたGKをかわして冷静に右足で流し込み、先制点を決めた。さらに後半15分にはDF日高拓磨の右クロスに頭で合わせて追加点。試合を決定づけた。序盤から果敢にミドルシュートを狙っていくなど、ゴールへの強い気持ちが2得点につながった。

　クラブによると石崎信弘監督は「前半、早い時間帯に点が取れた分少し安心したのか、サイドでミスが多くなかなか良い形で攻撃ができなかった。しかし、後半はクロスからのヘディングシュートという素晴らしい形や、何度かサイドを崩して決定的な形が作れたと思います」と試合を振り返った。

(文　片岡涼)