beacon

田中の決勝弾で神戸が3連勝!!広島に今季初の黒星つける

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.21 J1第12節 神戸1-0広島 ホームズ]

 ヴィッセル神戸が3連勝を飾り、3位に浮上した。今季負けのない広島にホームで1-0の勝利。MF三原雅俊の負傷を受けて、前半31分から開幕戦以来の出場を果たしたMF田中英雄が決勝点を決める活躍をみせた。

 試合後のヒーローインタビューで田中は「膝をケガして思うようにプレーできない中、支えてくれた家族やチームメイト、サポーターの皆さんに感謝しています」と笑顔で話した。開幕戦の浦和戦(1-0)後は右足内側側副靭帯損傷で離脱していたため、今節が7試合ぶりの出場となったが、今季初ゴールを決めて、しっかりと結果を出した。

 三原が負傷したために急遽、出番が回ってきた。前半31分の出場からわずか5分後、左CKから流れたボールを最後はMF大久保嘉人が田中へ横パス。ゴールまで約25mの距離から右足を振りぬくと、ミドルシュートはゴールネットへ吸い込まれた。ゴール後はベンチ前へ一目散に走り、「テーピングがガチガチの状態で使ってもらっているので、結果で応えないとと思った」(田中)と起用してくれた和田昌裕監督と抱き合い、ゴールを喜んだ。

 先制後の神戸は一切守りに入ることなく攻め込んだ。後半34分には、田中のスルーパスに抜け出した大久保がGKと1対1に持ち込むが、シュートはクロスバー上方へ外れた。同38分には大久保が右サイドからPA内へ切れ込み、MFポポへラストパス。しかし、これはクロスバーを叩いた。追加点を奪うことはできなかったものの、1点を守りきり、今季負けなしの相手に1-0で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで和田監督は「今年のチームは高い目標に向かってやっている。今の現状には満足していないので、毎試合毎試合必死ですし、次は柏なのでしっかりと準備して臨みたい」と話した。3連勝を飾った神戸は、次節で首位に立つ柏と対戦する。首位を叩いて4連勝を飾り、さらなる順位浮上を果たしたい。

(文 片岡涼)

TOP