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鳥取はホーム初得点も水戸に追いつかれドロー

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[5.22 J2第13節 鳥取1-1水戸 とりスタ]

 今季J昇格を果たしたガイナーレ鳥取はホームで水戸ホーリーホックと1-1で引き分けた。これまでのホーム戦では富山戦(0-0)、千葉戦(0-1)とゴールがなかったが、この日はMF実信憲明が1点を決め、クラブ史上初のホームでのJ得点が生まれた。勝利はならなかったが、“ミスター鳥取”のゴールで連敗を2で止めた。

  ここ4試合で1得点しか挙げることのできていない鳥取は、これまでの4-5-1から4-4-2へ布陣を変更して試合に臨んだ。前半8分、U-22韓国代表のDF丁東浩が右サイドをドリブル突破。ゴールライン際から仕掛けると、中央へ折り返す。これをゴール前混戦から実信が右足で押し込み、先制点を決めた。本拠地のとりぎんバードスタジアムでの初得点が決まり、勢いに乗りたいところだが、その後は押し込まれる展開が続いた。そして、前半終了間際の45分には失点。1-1に追いつかれた。
 
 もう一度、突き放しにかかろうと後半33分にはMF小井手翔太に代わって、ブラジル人助っ人のFWドドを投入。FWハメドとの外国人2トップで1点を奪いにかかる。しかし、その攻撃も実らずに勝ち点1を分け合った。

 試合後のテレビインタビューで先制点を決めた実信は「得点できたことはうれしいですが、チームが勝てなかったことが個人的には悔しい」と唇を噛んだ。

 一方、敵地では2戦2敗と勝ちのない水戸は、またもドローに終わってしまった。開幕からは連勝スタートを切ったが、これで5試合勝ちなし(3分2敗)となった。1点ビハインドで迎えた前半45分、ロングフィードに左サイドを抜け出したFW岡本達也が左クロス。ゴール正面のFW常盤聡が左足で決めて、追いついたが逆転はできなかった。

 徳島戦(2-1)以来、5試合ぶりの今季2点目となるゴールを決めた常盤は「ゴールを決めたいという目標はあった。きょうの展開だったら、どうにか勝ちたかったです」と引き分けという結果に悔しさをにじませた。

(文 片岡涼)

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