beacon

甲府はマイクの今季4点目で先制も追いつかれてドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.28 J1第13節 甲府1-1山形 中銀スタ]

 ヴァンフォーレ甲府はFWハーフナー・マイクのゴールで先制したが、わずか5分後に追いつかれて1-1で引き分けた。勝つことはできなかったが、無得点で4失点と完敗を喫した前節の横浜FM戦(0-4)からの連敗は免れた。

 前半21分、左クロスをマイクが落とすと、これを左足ダイレクトでMF永里源気がシュート。GKに阻まれたが、こぼれ球をマイクが頭で押し込み、先制点を決めた。しかし、わずか5分後の同26分、左サイドを崩されると最後はFW伊東俊に同点弾を決められた。

 再び突き放そうと攻めにかかる甲府だったが、シュートの精度を欠き、ゴールが奪えない。前半40分にはロングフィードに抜け出したマイクが触れば1点という決定機を迎えるがわずかに届かず、ボールはゴールラインを割った。後半9分にはU-22代表のDF吉田豊の左クロスにまたもマイクが頭で合わせたがGKがストップ。同38分には途中出場のMF片桐淳至のFKに、マイクが頭で合わせたが枠を外れた。結局、幾度も訪れたチャンスを決めきれずに1-1で引き分けた。

 試合後のテレビインタビューで三浦俊也監督は「集中は切らさずできていた印象。でも攻撃の部分でミスが多かった」と試合を振り返った。5試合ぶりの無得点となった前節から切り替え、マイクの2試合ぶり今季4得点目となるゴールは生まれたがシュート精度を欠き、1点にとどまった。次節の相手は川崎Fが相手となる。指揮官は「ナビスコで1週間空くので、まずは(ナビスコの)清水戦を上手く使って調整して、リーグ戦までに持っていければ」と先を見据えた。

(文 片岡涼)

TOP