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堅守・熊本、被シュート3で首位肉薄

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[5.28 J2第14節 横浜FC1-2熊本 三ツ沢]

 今季1勝で19位に低迷している横浜FCと今季1敗で7位のロアッソ熊本との一戦は、MFエジミウソンの決勝ゴールにより、熊本が2-1で勝った。

 熊本は前半5分、PA外のこぼれ球に反応したMF吉井孝輔が豪快な右足ミドルをゴールへ突き刺し、先制に成功する。だが今季ホーム戦1分3敗で初勝利の欲しい横浜FCは21分、MF高地系治の左クロスのこぼれ球をMFファビーニョが押し込み同点に追いつく。それでも熊本は44分、FW長沢駿の右足シュートのこぼれ球を拾った吉井が、右サイドから中央へ折り返す。これをフリーのエジミウソンが右足でゴールへ流し込み、再び勝ち越した。

 試合後のインタビューで「吉井にありがとうとおめでとうを言いたい。混戦の中で自分をよく見て素晴らしいパスを出してくれた」とチームメートを賞賛したエジミウソンの、移籍後初ゴールで勝ち越した熊本。この後は前節まで湘南と並んでリーグ最少の3失点だった守備陣が横浜FCを完全に封じ込む。

 横浜FCは後半25分からMF難波宏明、同34分からはFW三浦知良をピッチへ送り出し、前線を強化。同点ゴールを狙う。だが、ハーフタイムに高木琢也監督から「勇気を持ってボールにいこう。もっと思い切ったプレーをしよう。流れが相手にあっても、慌てず余裕を持ってプレーしよう」(熊本公式サイトより)と送り出されていた熊本は最後まで決定機をつくらせることなく2-1で勝利。勝ち点を暫定首位の鳥栖と1点差の15へ伸ばし、暫定5位へ浮上した。

(文 吉田太郎)

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