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鳥栖は逃げ切れず、徳島に追いつかれてドロー

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[6.4 J2第15節 鳥栖1-1徳島 ベアスタ]

 2位サガン鳥栖は勝ち点で並ぶ4位徳島ヴォルティスに土壇場で追いつかれ、1-1で引き分けた。勝てば千葉の結果次第で、首位浮上の可能性もあった一戦で先制するも、逃げ切ることはできなかった。一方、徳島は前節で栃木に0-4の大敗を喫していたが連敗を免れた。

 前半42分、左コーナー付近でのFKをMF金民友からショートコーナーで受けたMF岡本知剛がドリブルで前進し、自らシュート。GKの手前でワンバウンドしたボールはゴールネット左へ吸い込まれた。鳥栖が岡本のプロ初ゴールで先制に成功し、前半を折り返した。

 後半に入ると徳島が前線に人数をかけて攻めにかかるが、鳥栖が前がかりになった相手の裏を突き、カウンターからチャンスをつくる。後半26分には左サイドから仕掛けたMF早坂良太がミドルシュートを打つも、ポスト右を叩いた。同35分には早坂が約40mの距離をドリブルで駆け上がり、自らシュート。しかし、これはGKオ・スンフンの好セーブに阻まれた。リードを広げることはできずに時間は過ぎた。

 そして後半40分、右サイドを崩されるとFW津田知宏にクロスを上げられる。ファーサイドに流れたボールにGK室拓哉が飛び込むが、FWドウグラスと交錯し、ボールはゴール正面へ。こぼれをMF衛藤裕に頭で押し込まれた。衛藤の古巣相手の今季初得点で1-1に持ち込まれ、試合はそのまま終了。勝ち点1を分け合った。試合後、引き分けという結果に徳島の選手たちは笑顔を見せる一方で、鳥栖の選手たちは悔しい表情を浮かべていた。

(文 片岡涼)

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