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10人の横浜FCが東京Vに逆転勝ち!!今季ホーム初勝利

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[6.4 J2第15節 横浜FC2-1東京V ニッパ球]

 横浜FCは退場者を出しながらも、MF高地系治の2得点で東京ヴェルディに2-1の逆転勝利を収めた。6試合ぶりの白星で、ようやく今季ホーム初勝利を手に入れた。

 1点を追う前半42分にMF八角剛史が2枚目の警告を受けて退場。10人での戦いを強いられる。しかし後半から、MF三浦知良に代わって出場した高地が結果を残した。後半3分、DF野崎陽介からのパスを受けて、PA内左で高地がキープ。前にはDF福田健介、横からはDF土屋征夫が奪いにくるも、わずかな隙間をぬって放ったシュートはゴール左へ流れ込み、同点ゴールが生まれた。

 高地の勢いは止まらない。同点弾からわずか1分後には、福田の横パスをMF荒堀謙次がカット。前線に走りこんだ高地へパスを送る。PA手前、GK柴崎貴広を前にして左足アウトにかけたボールは、そのままゴールネットへ吸い込まれ、逆転弾が決まった。そのまま逃げ切った横浜FCが2-1の逆転勝利を決めた。

 試合後のテレビインタビューで岸野靖之監督は「正直ずっときつかった。ようやく勝てて、本当に選手たちに感謝します」とホーム初勝利に安堵の表情。「横浜FCに来て、逆転したこともなかったし、退場者を出したこともなかった。今日は二つの大きな出来事があった」と試合を振り返った。

 また、起用に応えて2得点を決めた高地は「数的不利な中で結果を出せたのはチームとして自信になると思います。得点は野崎も荒堀もしっかり見てて、ボールを出してくれたので。決めるだけでした」と謙虚に語った。

 一方、敗れた東京Vは6試合ぶりの黒星を喫した。前半25分、MF菊岡拓朗の左クロスがニアサイドでワンバウンド。これをファーサイドのDF深津康太が左足ダイレクトで決めて先制に成功した。しかし、後半のわずか2分間で逆転を許すと追いつくこともできず。10人の相手を崩しきれないままに試合を終えた。

(文 片岡涼)

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