beacon

U-22代表・酒井のミスから…新潟はチョ復帰も5戦連続白星なし

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.11 J1第14節 新潟0-1広島 東北電ス]

 エースの復帰も勝利には結び付かなかった。アルビレックス新潟は右太腿裏肉離れで離脱していたMFチョ・ヨンチョルが4試合ぶりに復帰したが、後半44分の失点で広島に0-1で敗れ、5試合連続勝利なし(2分3敗)となった。

 チョが開始早々に負傷交代した5月7日の大宮戦(0-0)以降、4試合連続で勝利がなかった新潟。チョの復帰を追い風に5試合ぶりの勝ち点3を目指し、前半開始早々の3分にそのチョがいきなりのミドルシュート。同29分にはMF藤田征也の右クロスにFWブルーノ・ロペスが合わせたが、DF森崎和幸のブロックに阻まれた。後半37分、チョがPA外から狙った右足ループシュートもゴール上へ。なかなか決定機をつくれず、0-0のこう着状態が続くと、まさかの幕切れが待っていた。

 後半44分、広島のセットプレーのカウンターからU-22日本代表DF酒井高徳がドリブルで持ち上がるが、攻め切れずにいると、中盤での不用意なキープからMF高萩洋次郎にボールを奪われた。そのままカウンター返しを受け、最後はFW佐藤寿人に決勝点を献上。これには黒崎久志監督も「非常に残念。マイボールでカウンターを仕掛けたときに判断ミスから取られ方が悪く、逆カウンターを食らった」と厳しい口調だった。

 今後はU-22日本代表の酒井、DF鈴木大輔に加え、U-22韓国代表のチョもチームを離れる。最大で4試合、主力3人を欠く苦しい状況に指揮官は「メンバー的には厳しくなるが、いる選手でしっかり準備して、うちらしくチャレンジして試合に臨むことが大事」と力を込めていた。

(文 西山紘平)

TOP