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広島の連勝は2でストップ、浦和とスコアレスドロー

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[6.15 J1第15節 広島0-0浦和 広島ビ]

 2連勝中の2位サンフレッチェ広島はホームで浦和と対戦して0-0で引き分けた。3連勝を飾れずに勝ち点3を逃すと、3位へ順位をひとつ落とした。

 この日の広島はDF森脇良太が出場停止から戻り、先発に復帰。体調不良で欠場が濃厚視されていたMF森崎浩司が2戦ぶりの先発出場を果たした。戦力が戻ってきて迎えた試合だったが1点が奪えなかった。数えるほどしかチャンスをつくることができず。前半35分には森脇のロングパスに左サイドを抜け出したFW佐藤寿人が中央へ折り返し、FW李忠成がダイレクトでシュートを打ったが、クロスバー上方へ大きく外れた。

 そんな中、試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督が「いい働きをしてくれた。次は先発で使う」と明言するだけの働きをしたのが途中出場のMFトミッチだった。豊富な運動量でセカンドボールを拾い、果敢にシュートも狙っていった。後半41分にはPA外右でボールキープ。切り返しから右足でミドルシュートを狙ったがGKに止められた。

 勝つことはできなかったが、これで公式戦4戦負けなし(2勝2分)。主力に故障者が続出しながらも、今季はまだ一度しか負けていない。ペトロヴィッチ監督は「勝ち点1というのは嬉しいわけでもないし、悲しいわけでもない」とコメント。「これで2位から3位へ順位を落としましたが次の川崎F戦で勝利して、また順位を上げたい」と前を向いた。

(文 片岡涼)

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