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U-22代表・原口不在の浦和は5戦連続ドロー

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[6.15 J1第15節 広島0-0浦和 広島ビ]

 降格圏の16位に沈む浦和レッズは広島と0-0で引き分け、5試合連続ドローで8試合白星なし(5分3敗)となった。U-22代表FW原口元気とDF濱田水輝を欠く中で攻撃陣の奮起に期待がかかったが、1点が奪えなかった。

 原口不在の影響でシステムを4-4-2から4-2-3-1へ戻した。FWエジミウソンが1トップを務め、2列目は右にMFマルシオ・リシャルデス、左に公式戦7戦ぶりの先発となったFW田中達也。トップ下にはMF柏木陽介が入った。また、最終ラインではDF平川忠亮が左SBで開幕戦以来の先発を果たした。

 決定機の数では広島を大きく上回った。前半7分にはマルシオの右CKにDFスピラノビッチが合わせてシュートを打ったが、サイドネットに外れた。同25分には左サイドをドリブルで駆け上がった田中が左クロス。ファーサイドに走りこんだマルシオが合わせたがDFにブロックされた。

 後半23分には柏木に代わって、MF山田直輝が今季初出場。同31分、同じく途中出場のFWマゾーラの左クロスに山田が走りこむ。触れば入るという決定機だったが、わずかに足が届かなかった。そのまま試合は終了し、スコアレスドローに終わった。

 試合後のテレビインタビューでペトロヴィッチ監督は「素晴らしい試合だった。選手たちがやろうとしていた戦術をしてくれた。チャンスを決め切れなかったことが残念」と試合を振り返った。「浦和らしい攻撃的なサッカーで勝利をめざしたい」とも話したが、これで5戦連続ドロー。チーム得点王の原口を欠いた攻撃陣が公式戦7試合ぶりの無得点に終わったことも今後に向けた不安材料だ。

(文 片岡涼)

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