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U-22代表DFコンビ離脱の新潟、6戦連続未勝利に

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[6・15 J1第15節 名古屋4-0新潟 瑞穂陸]

 アルビレックス新潟は昨年優勝の名古屋グランパスに0-4で敗戦。開幕5試合を無敗で乗り切り暫定5位だったチームはこれで6戦連続未勝利となり、暫定13位へ後退した。

 CB鈴木大輔とSB酒井高徳がロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦(19日、23日)を控えるU-22日本代表に合流。主力DF2人が不在のチームはDF大野和成を今季初先発させ、前節中盤で起用されていた藤田征也を右SBに配置して連敗ストップを目指した。

 序盤は前節11日の広島戦から復帰しているU-22韓国代表MFチョ・ヨンチョルのドリブルシュートがゴールを捉えるなど得点機をつくった。だが後半21分にチョ・ヨンチョルが負傷退場すると、FW川又堅碁やMF田中亜土夢のアタッカー投入も実らず。決定的なシュートがゴールマウスを叩くなど無得点で試合終了を迎えた。懸念のディフェンス陣も終盤に2失点。今季最多の4失点で今後に不安を残す敗戦となった。

 新潟によると黒崎久志監督も「4-0という非常に苦しい試合でした。何度かチャンスはあったのですが、決め切ることができず、全体的にグランパスさんの、何試合か前からの強さを新潟は食らってしまったように思います。ああいった展開になると、なかなか相手のスキを突くことも難しくなりますし、得点通りのゲームだったと思います」と完敗を認めるしかなかった。中2日で迎える次戦の相手は今季無敗の仙台。好調な相手から勝ち点3をもぎ取ることができるか。田中は「今、チームとして苦しい状況だが、すぐに試合は来る。気持ちを切り替えてやることが、次につながる。チームとして修正するところは修正しなければならないし、僕自身は練習からもっともっと運動量を出して、何とかしてチームをいい方向に持っていきたい」。次こそ、ホームで悪い流れを断ち切る。

(文 吉田太郎)

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