beacon

ケガから復帰2戦目の下平が無回転ミドルで待望のJ初ゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.22 J1第17節 柏2-4G大阪 柏]

 豪快なひと蹴りが、待ちに待ったJリーグ初ゴールになった。ガンバ大阪は3-2の後半35分、DF下平匠が約25mの距離から左足を振り抜き、ダメ押しゴール。無回転キックがゴール右上に突き刺さった。

「(無回転シュートは)ケガをしてからあまり練習してなかった。逆に力が抜けてよかったのかな。今までもずっとチャンスがあった中で取れなかった。よかったです」。天皇杯では2得点を決めているが、Jリーグではプロ5年目にして初ゴール。「チームの力になれてよかった」という下平にとっては二重の喜びだった。

 4月29日の山形戦で左太腿を負傷。左大腿骨外顆微小骨折で全治約8週間と診断され、長期離脱を余儀なくされた。リーグ戦は5試合欠場し、前節の横浜FM戦(2-1)から戦列復帰。復帰2戦目で奪ったJ初得点が試合を決定付け、チームも2連勝を飾った。

「素直にうれしいけど、チームとしても個人としても、もっと上を目指してやっていきたい。連勝したことを無駄にしないように次も勝ちたい」。そう貪欲に語った下平の復帰について西野朗監督も「山口、下平が戻ってきて最終ラインが落ち着いたこともプラスになっている」と喜びを隠さない。FWアドリアーノは抜けたが、主力の復帰した守備陣が屋台骨となり、G大阪の攻撃サッカーを支えていく。

[写真]ゴールを決めた下平(6番)

(取材・文 西山紘平)

TOP