[6.22 J1第17節 横浜FM1-0新潟 ニッパ球]

　横浜F・マリノスは新潟に1-0で勝利し、2試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。順位浮上はならなかったものの5位の座をキープした。

　前半31分、MF小椋祥平のパスに右サイドからPA内へ抜け出したDF小林祐三がMF木暮郁哉に倒されてPKを獲得。これをMF兵藤慎剛が落ち着いて決めた。兵藤の今季3点目が決勝点となり、横浜FMが1-0で勝利した。

　1点にとどまったが、この日は幾度もチャンスをつくった。前半34分には兵藤の右CKから最後はゴール正面で小椋がシュートを放ったが枠を外れた。後半には右クロスに小野が飛び込むがGKの好セーブに阻まれた。追加点はならなかったものの守備陣も奮闘。後半11分からは日本代表DF栗原勇蔵に代わり、DF青山直晃が出場したが無失点で90分間を終えて、白星を獲得した。

　またMF中村俊輔の負傷離脱に伴い、MF長谷川アーリアジャスールが開幕戦以来の先発に抜擢され、奮闘をみせた。試合後、横浜FMによると木村和司監督は「久しぶりにアーリアが先発出場したが、よく頑張ってくれた。期待どおりのプレーをしてくれた。今日90分間出来たことは自信になったと思う。周りともっと信頼関係が生まれてくれば、もっといいプレーヤーになるだろう」と高評価を下した。

(文　片岡涼)