beacon

神戸は5戦未勝利「自分たちらしさを取り戻すこと」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.22 J1第17節 神戸0-1鹿島 ホムスタ]

 ヴィセル神戸は未勝利の続いている最近5試合で4回目の無得点。FW大久保嘉人のミドルシュート1本に終わった前半から、後半はシュート数を10本へ増やしたがゴールにつなげることはできなかった。

 前半はセカンドボールを拾えずに押し込まれたが、いい形でボールを奪えるようになった後半は大久保とのコンビからFW吉田孝行が放った左足ミドルやPAへ切れ込んだ吉田のドリブルシュートなど惜しい場面もあった。そして22分にFWポポが投入されるとさらに流れはよくなった。

 だが堅守・鹿島を破るまでは至らず。和田昌裕監督は試合後のインタビューで「チャンスはつくれたけど、決定力の差になったと思う」と分析。そして得点力不足の続いている現状について、まだまだいい形でボールを奪えていない点をあげていた。クラブによると大久保は「調子が良かった時と比べるとサイドがすごく空いていると思います。結果、全体として間延びしてしまってコンパクトにプレーできていないので、ただただ走るばかりになってしまい、やりきったという感覚が全くありませんでした。1試合1試合よくなってはきてると思います。ただ、結果がすべての世界なので勝たないと意味がありません」。MF田中英雄は「やっている自分達も苦しいですし、サポーターの方も辛い思いをしていると思います。悪い流れを戻すのは大変な作業ですが、とにかく守りに入るのではなく、サッカーを楽しむ、相手がどこであろうと自分たちらしさを取り戻すことが一番の勝利への道だと思います」と自分たちらしいサッカーで悪い流れを止めることを誓っていた。

(文 吉田太郎)

TOP