beacon

C大阪は5戦ぶり出場の乾がゴールも、ホーム3連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[6.22 J1第17節 C大阪2-3名古屋 金鳥スタ]

 セレッソ大阪はホームで名古屋に2-3で競り負けた。1-2で迎えた後半には欧州移籍が取り沙汰されているMF乾貴士が5戦ぶりに出場し、後半ロスタイム1分にはゴールを決めたが、追いつくことはできなかった。

 U-22日本代表MF清武弘嗣が不在。乾はベンチスタートで試合を迎えた。前半14分、FKからゴール前混戦をMF磯村亮太に決められ、先制点を奪われた。それでも同43分、FW永井龍のスルーパスに右サイドを抜け出したFWホドリゴ・ピンパォンがゴールを決めて同点に追いついた。しかし直後にまたも失点。1-2で前半を折り返した。

 そして後半28分、PA内で磯村をDF藤本康太が倒してしまい、PKを献上してしまった。FWケネディが蹴ったボールはGKキム・ジンヒョンがストップしたものの、蹴りいれる前にGKが動いたとして、PKはやり直しになってしまう。2度目のシュートを決められ、1-3と突き放された。

 2点のビハインドとなったなかで奮闘をみせたのが後半16分から5試合ぶりの出場を果たした乾だった。後半ロスタイム1分、乾のパスを受けたMFキム・ボギョンがミドルシュート。これはDFに阻まれたが、こぼれを拾った乾が右足でシュート。今季2点目となるゴールを決めた。しかし同点に追いつくには至らず、試合は終了。2-3で敗れた。

 試合後、C大阪によるとレヴィー・クルピ監督は乾を起用した理由について「彼をベンチに入れる時期が来たと判断した結果です。今日がそういうタイミングでした」と明かし、そのパフォーマンスについては「今日は本当によかった。途中交代で難しい中、走りきってゴールにつなげました。彼にはこれからももっと成長してほしいと思います」とエールを送った。

 昨季のこけら落としから無敗だったホームのキンチョウスタジアムで、これで3連敗となった。永井は「決めるチャンスがあったので、最初のワンチャンスを決めていたら勝ってたかなと思う。毎試合、絶対に1回はチャンスがあるが、そのチャンスを決めきれないのが今の毎試合の課題」と敗戦を悔やんだ。

(文 片岡涼)

TOP