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[女子W杯]日本vsニュージーランド、監督・選手コメント

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 女子W杯ドイツ大会は27日、グループリーグB組の2試合を行った。日本女子代表はニュージーランド代表と対戦し、FW永里優季(ポツダム)のゴールで先制に成功。一度は同点に追いつかれたものの途中出場のFW岩渕真奈(日テレ・ベレーザ)が獲得したFKをMF宮間あや(岡山湯郷)が直接沈め、2-1で勝利した。勝ち点3を手にした日本は、来月1日にグループリーグ第2戦メキシコ戦を戦う。

以下、JFA公式サイト発表のコメント

佐々木則夫
「こういう流れになることは選手も我々も考えて準備していたが、決定的場面で決め切れずに、ニュージーランドのファイトと競り合わなければ行けないことになった。暑さもある、苦しい中での勝ち点3は、なでしこにとって教訓となる」

●MF宮間あや(岡山湯郷)
「内容的には自分たちのやりたいことを出しきれなかったところがある。失点は自分たちの準備が甘かった。後半、岩渕選手が入ってスペースをうまく使って、戦い方にアクセントがついた。(決勝点となった)FKは近すぎたが、相手GKとの駆け引きをしながら蹴った。初戦で引分けるのと勝つのでは違う。次に勝てば決勝トーナメント進出が決まる状況なので、勝ててよかった」

●FW永里優季(1.FFCトリビューネ・ポツダム)
「得点はプロセスがあっての結果。今日だけでなく、また点を獲っていかないといけない。それなりの緊張感はあったが、自然と試合を楽しめた。同点になっても、ここからいろいろなチャレンジができると思って楽しくなった」

●MF澤穂希(INAC神戸)
「初戦の難しさを改めて痛感した。先制後にすぐに失点したのは課題。相手の4番と5番を結構フリーにさせていたので、前半のうちに阪口選手や監督と相談して、ボランチを縦の関係にして私が前へ出て4番を自由にさせないようにした。今日の勝ち点3を無駄にしないように、次をきっちり勝ちたい」

●FW大野忍(INAC神戸)
「日本らしい攻撃の形で点を取れたことは自信になる。相手の出方は想定内のことばかり。こんなに崩せたのは楽しかったし、近賀選手や阪口選手との守備の関係もよかったと思う」

●DF熊谷紗希(浦和)
「前半は自分も落ち着かず、対応が良くなくて相手にポイントを作られて、自分たちのリズムが掴めなかった。失点は隙をつかれた。守備というより、攻撃で形を作れず、そこで跳ね返されて守れなかった。1点獲れたのは大きかった。内容に反省するところはあるが、悲観するような試合ではなく、次につながる試合ができた。この勝ちはプラスにとりたい。グループ1位突破をしたいので、チームとして糧になる」

●DF岩清水梓(日テレ・ベレーザ)
「勝ち点3取れたことが収穫。ニュージーランドは、以前に親善試合などで対戦した時とはイメージが全然違って、やはりワールドカップというべきか、強さを感じた。失点場面は自分のマークのところ。近賀選手に渡そうとして声が届かなかった。自分が取っていれば全然問題なかったので悔いが残ったが、味方が最後まで戦って点を獲ってくれてよかった。少しでもミスをすれば失点する。一瞬の油断もできないと実感した」

●MF阪口夢穂(新潟)
「ニュージーランドのシステムがひし形だったため、こちらの守備の対応が前半はうまくまとまらなかった。相手がロングボールを多く蹴ってきたので少し戸惑いもあった。後半からはDFラインと中盤でコンビを組む澤選手と話をして改善できたと思う。暑さは聞いていたが予想以上。後半からは相手もばててきて、自分たちも慣れてきて問題なかった。初戦であり、この暑さもあり、予想していたよりも苦しい展開になったが、チーム全体で取った勝ち点3。次のメキシコ戦にしっかりとつなげていきたい」

(文 片岡涼)
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