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後半シュート1本で逆転負けの磐田、指揮官「何やってんだと」

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[7.9 J1第3節 磐田1-2横浜FM ヤマハ]

 ジュビロ磐田は痛恨の逆転負けを喫し、連勝が2でストップした。後半のシュート数はわずか1本。0-1の後半19分に2戦連発中のFW金園英学を投入すると、同39分には負傷明けのMF船谷圭祐が開幕戦以来となる出場を果たしたが、流れは変えられず。柳下正明監督は試合後のインタビューで「シュートを打たないと(点は)入らないといつも言ってるんだけど……。練習します」と悔しさを隠さなかった。

 先制したのは磐田だった。前半17分、右サイドをドリブルで駆け上がったDF駒野友一がマイナスに折り返すと、MF中村俊輔の足に当たってボールがこぼれる。これに反応したのがボランチのMF那須大亮だ。後方から猛然と駆け上がり、PA外から左足ダイレクトで振り抜いた。豪快なミドル弾がGKの手を弾き、ゴールネットを揺らす。ところが、前半35分に同点に追い付かれると、後半立ち上がりに一瞬の隙を突かれた。

 後半6分、ロングフィードからMF小野裕二に最終ラインの背後を取られ、PA内でDF藤田義明が小野を倒してしまい、PKを献上。これを中村に決められ、逆転を許した。「(横浜FMは)小野がボールを触って攻撃のリズムをつくっていた。『しっかり付け』と言った矢先で、何をやってんだと」。そう怒りを押し殺した柳下監督は「全体的には悪いゲームじゃない。勝ち点0はもったいない試合。きれいな得点というより、シュートを打てば何かが起こるかもしれないし、勇気、自信を持ってシュートを打つことが大事」と課題を挙げていた。

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