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また無得点…8戦勝ちなしの神戸は攻撃陣が相次ぎ負傷交代

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[7.9 J1第3節 神戸0-1名古屋 ホームズ]

 こんなにもゴールは遠いのか……。ヴィッセル神戸はシュートを打てども打てども決まらず、0-1で敗れた。シュート数は20本対14本。後半だけで13本のシュートを放ち、決定機も数多くつくったが、ゴールネットは最後まで揺れなかった。

 0-0で折り返した後半3分、FW大久保嘉人の左足シュートは枠外。同4分にもMFボッティ、大久保とつなぎ、右サイドをオーバーラップしたDF石櫃洋祐が左足で狙ったが、ゴール右に外れる。後半8分、左サイドから仕掛けたMF小川慶治朗のシュートはGKが好セーブ。このプレーで小川が足首を痛め、交代するアクシデントにも見舞われた。

 それでも神戸の攻勢は続く。後半21分、FWポポの右クロスに石櫃がフリーで合わせたが、ヘディングシュートはゴール上へ。同27分には左サイドをえぐったDF茂木弘人からのマイナスの折り返しをMF羽田憲司が右足で合わせたが、大きく浮いてしまう。同36分にも決定機。MF朴康造の浮き球のスルーパスを大久保が胸トラップから右足でシュートしたが、GKが至近距離でキャッチした。

 結局、後半39分に前がかりになったところをカウンターから失点。2試合連続の零封負けで8戦勝利なし(3分5敗)。その8試合でわずか2得点。決定力不足、得点力不足は深刻だ。

 クラブによると、和田昌裕監督は「最後は決定力というか、毎回毎回言っているが、ここは直っていないというか、改善できていない。繰り返しやり続けて、トレーニングで質を高めていくしかない。本当に内容はよかったが、一発で決められてしまった」と唇をかんだ。

 負傷交代した小川について和田監督は「少し時間がかかるようなケガ」と説明。さらに後半42分に交代した大久保も「地面を蹴ってしまった。足首がないと感じるほど痛みがある。試合中はアドレナリンが出ている状態でも結構痛かったので、明日がちょっと怖い」と話した。相次ぐ攻撃陣の故障。G大阪、C大阪、横浜FMという強敵との連戦を前に、神戸が正念場を迎えている。

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