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浦和・永田が1110日ぶりゴールでダメ押し、「ホッとしました」

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[7.13 J1第4節 浦和2-0川崎F 埼玉]

 1110日ぶりのゴールが試合を決定付けた。浦和レッズは1-0の後半34分、MF柏木陽介の右CKをDFスピラノビッチがヘディングシュート。GKが前に弾いたボールをDF永田充が右足で蹴り込み、ダメを押した。

 今季新潟から加入した永田にとって待望の移籍後初ゴールは、実に3シーズンぶりとなる得点だった。新潟時代の08年6月28日の川崎F戦(2-1)以来、なんと1110日ぶり。「スピラのアシストもあったので。今度はああいうこぼれ球ではなく、一発で決めたい」と話しながらも「久しぶりに点を取れたのでホッとしました」と率直な心境も吐露した。

「これだけ試合をやっていて、まだ1点だし、セットプレーで取れるとチームも助かる。もっともっと増やしたい」。この1点を皮切りにゴール量産を誓う永田だが、本職の守備でも2戦連続無失点に貢献。前半36分にはビルドアップでボールを失い、決定的なピンチを招くミスもあったが、結果的に完封勝利と結果を残した。

 これでチームは5試合負けなし(2勝3分)。その間の失点はわずか2と、守備が安定してきた。GK加藤順大が「我慢すれば前が取ってくれると思っていた。無失点で抑えて我慢するということをいい意識で続けられている」と言えば、永田も「いいサッカーをしていると思うし、これを続けていくしかない。後ろは無失点が続いているので、これをどれだけ続けられるか」と力説。3戦連続ドローとなかなか勝ち切れない試合が続いたが、今日のように苦しい展開でも守備陣が粘り、攻撃陣がゴールを決めるのを待つことができれば、自ずと勝ち点も積み上げていけるはずだ。

(取材・文 西山紘平)

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