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川崎Fは決定機生かせず11戦ぶり無得点、次節は首位・柏と大一番

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[7.13 J1第4節 浦和2-0川崎F 埼玉]

 川崎フロンターレは11試合ぶりの無得点に終わり、零封負けを喫した。決めるチャンスはいくらでもあった。前半のシュート数は8本対0本。前後半通じて両チーム最多6本のシュートを放ったFWジュニーニョはそのたびに決め切れず。試合の主導権を握りながら後半12分に先制点を許すと、その後は一転して浦和に流れを持っていかれた。

 相馬直樹監督は「決定機を決めておけば、というゲームだった。勝負のあやになったのは点を取られたところ。そこから反発する力を見せたかったが、その力を出せなかった」と悔やんだ。中3日の川崎Fに対し、浦和は中6日。日程の影響もあったが、「試合をやる以上、言い訳にはならない」と唇をかむ。MF稲本潤一も「決めるところを決めておけば違った結果になったかもしれない」と、自分たちの決定力不足を嘆いた。

 2試合ぶりの黒星で、最近4試合は1勝1分2敗。連戦で勝ち点を伸ばせず、順位も3位から5位に後退した。次節16日は勝ち点7差に引き離された首位・柏との直接対決。稲本が「ここで勝つか負けるかでは全然違う。このサッカーでいいのか、自分たちの自信にも違いが出てくる」と言えば、MF柴崎晃誠も「どんな試合も大事だけど、次は特に大事」と力を込めた。

「今日もダメダメで負けた感じはしない。ミスでやられて、ジュニーニョが決めていれば分からない場面もあった。試合も近いので、気持ちを切り替えて臨みたい」と柴崎は言う。勝てば勝ち点4差、負ければ10差。優勝戦線生き残りをかけた大一番だ。

(取材・文 西山紘平)

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