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プロ初先発の川崎F・實藤、対面の原口にゴール許し「あのシュートで…」

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[7.13 J1第4節 浦和2-0川崎F 埼玉]

 川崎フロンターレの大卒ルーキーDF實藤友紀がプロ初先発を果たした。出場停止のDF田中裕介に代わって右SBで先発。その対面にいたのがFW原口元気だった。

 前半17分、原口の強引な突破からPA内へ進入を許したが、守備陣が体を張ってしのぐ。同28分には原口のドリブル突破に対し、体を投げ出したスライディングタックルでボールを奪い取った。前半の被シュートは0本。原口の個人技に手を焼きながらも、チームとして粘り強く守っていた。

 ところが、後半12分に弾丸ミドルを決められ、失点。自分たちの右サイドからパスをつながれて許した先制点だった。「あのシュートで流れも変わった」と悔やんだ實藤は「点を取れるときに取っていたらもっと楽な試合だったけど、もう少し踏ん張らないといけない。DFとMFの間でセカンドボールを拾えなくなって、相手にリズムをつくられて押し込まれる時間が増えた。それがあのシュートにつながったと思う」と反省した。

 高知大から今季入団した實藤は6月25日の鹿島戦(2-2)に途中出場し、Jデビュー。それ以降、3試合連続で途中出場し、この日が待望の初先発だった。「攻撃参加の部分で後半とかはもっと出ていきたかったけど、中盤でおさまらなくて、出ていけるタイミングがなかった」。悔しさばかりが募った先発デビュー。この経験を糧として次に生かしていく。

(取材・文 西山紘平)

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