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名古屋はピクシー采配的中!!鹿島に逆転勝利で10戦負けなし

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[7.13 J1第4節 名古屋2-1鹿島 豊田ス]

 名古屋グランパスは鹿島に2-1の逆転勝利を収めた。途中出場のMFブルザノビッチが決勝点を挙げるなど采配が当たり、10戦負けなし(6勝4分)となった。序盤は相次ぐ故障者に悩まされたものの、戦力もそろい始め、名古屋が王者らしさを取り戻してきた。

 試合後のテレビインタビューでストイコビッチ監督は「私の采配も含めてすべての交代が良かった。永井は鹿島のゴールを脅かしたし、ブルザノビッチはチームに勝ち点3をもたらすゴールを決めてくれた」と満足げな表情を浮かべた。

 FW玉田圭司が今季初めてベンチスタートとなり、FW永井謙佑が9戦ぶりに先発出場を果たした。開始2分に早くも失点。1点を追う展開となったが、永井が序盤から持ち前のスピードを武器に相手ゴールに襲いかかった。

 前半8分、DF田中マルクス闘莉王のパスに抜け出すと、右サイドからドリブルで仕掛けて右足シュート。惜しくもポストを叩いたが、その後も連戦の疲れから足が止まる選手たちの中で存在感を発揮した。前線で走り回ってはチャンスをつくる。そして前半35分、FW小川佳純の左CKにFWケネディが頭で合わせて同点に追い付き、1-1で前半を折り返した。

 先に動いたのは名古屋だった。後半開始と同時にMF磯村亮太に代わり、MF中村直志をピッチへ送った。そして同17分には永井に代わって玉田。同25分にはDF田中隼磨に代えてブルザノビッチと、攻撃的な選手を次々と投入する。

 そして後半34分、ブルザノビッチが起用に応えた。DF阿部翔平の左クロスをケネディが胸で落とし、ゴール前混戦から最後はブルザノビッチが右足を一閃。決勝点となるゴールを突き刺した。そのまま逃げ切った名古屋が2-1で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで今季2点目を決めたブルザノビッチは「今日は母の誕生日なので、このゴールを母にささげたい」と一言。指揮官は「選手たちが諦めずに戦って、素晴らしい試合をしてくれた」と、選手たちを褒めたたえていた。

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