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10人の浦和が柏木の2戦連続弾&平川の3年ぶりゴールで甲府に勝利!!

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[7.23 J1第6節 浦和2-0甲府 埼玉]

 浦和レッズがヴァンフォーレ甲府に2-0で勝利し、これで7戦無敗(3勝4分)となった。前半12分にGK加藤順大が退場し、一人少ない戦いを強いられたが、MF柏木陽介の2戦連続ゴールにDF平川忠亮の3年ぶりゴールが決まるなど、数的不利を感じさせることなくゲームを展開。今季初のホーム連勝を飾った。

 浦和は前節の磐田戦(1-1)で右足首を捻挫していたFW原口元気が先発出場。また、前節で途中出場でJデビューを果たした新助っ人のFWデスポトビッチが初先発した。

 前半12分、素早いリスタートからスルーパスに抜け出してきたFWパウリーニョをGK加藤順大が倒してしまい、一発退場。MFエスクデロ・セルヒオに代えて、GK山岸範宏を投入した。開始早々10人での戦いを強いられ、苦しい状況となった。しかし、その後も浦和がチャンスをつくる。前半20分、PA外左でMF鈴木啓太がボールキープ。後ろから走りこんできた原口が放ったシュートはGKに弾かれる。こぼれを拾ったデスポトビッチがゴール前左の角度のない位置からシュートを決めたが、オフサイドの判定。ゴールはならなかった。

 試合が動いたのは後半だった。後半8分、柏木の技ありのスルーパスに抜け出した平川がPA内左から相手DFともつれ合いながらもシュートを放つ。これがゴールネットへ吸い込まれ、先制点が決まった。「元気(原口)がケガ明けなので、チャンスがあったら上がっていこうと思っていた」と話す平川の08年8月23日・磐田戦(3-1)以来、実に3年ぶりのゴールで浦和がリードに成功した。

 さらに同28分、原口がPA手前左でボールキープ。DF3人を引きつけて柏木へ横パスを流す。PA外左から狙い澄まされた左足のループシュートは、鮮やかにゴールネット右へ吸い込まれた。柏木の磐田戦に続く、2戦連続弾で2点差にリードを広げた。その後はセットプレーからピンチを迎えるも、ここ3戦で1失点の守備陣が奮闘。そのまま逃げ切った浦和が2-0で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで柏木は「2戦連続ゴールを決められて良かった。3戦連続も狙いたいが、まずはチームが勝つことが大事」と力を込めた。ペトロヴィッチ監督は「きょうの勝利は今後上に上がっていくために大事な勝ちだった。選手全員に10点満点以上の点数をあげたい。全員が勝利のために頑張ってくれた」と満足げな表情で話していた。

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