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[Y☆voice123]東京VユースFW南秀仁「点取って勝たないとサポーターに顔向けできない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第123回目は東京ヴェルディユースのU-18日本代表候補FW南秀仁選手です。
 高校2年生だった昨年、トップチームでJデビュー。デビュー戦でいきなりゴールを決めた世代屈指のストライカーですが、昨年末からの股関節痛で約半年間サッカーをすることができませんでした。それでも辛抱強く耐えて復帰したFWは23日に開幕した日本クラブユース選手権初戦でいきなり2ゴール。注目ストライカーの復帰後の目標とは?(取材日7月3日)

―先発復帰戦となった静岡学園戦は1-1で引き分け。個人的な感想は
「もうちょいやれたかなと思う。シュートが少ない。サッカー感が戻ってきたのはよかったけれど、勝ちたかった」

―自分のプレーの満足度は何パーセントくらい?
「きょうの出来だと自分の理想の50%。前を向いて仕掛けられたところもあったけれど、勝たせられなかった。勝たせられていたら70%・・・でしたね」

―チームはの出来は
「ポゼッションとかできていた。崩し、ラストパスがちょっとズレていた。この大事な部分の質が上がっていけば点も取れるし、楽になる」

―股関節の負傷で6ヵ月試合ができなかった
「それまで(チームの練習・試合を)見ているのはつらかった。特に(チームメートの杉本)竜士がJリーグ選抜で試合に出たときは家で泣きじゃくっていた。復帰したときはメチャメチャ楽しかったですね。1日1日の練習が新鮮だった。怪我している間の練習は上半身と体幹くらい。どこで治るか分からない怪我だったので、精神的にきつかった。でもクスさん(楠瀬監督)たちは気を使ってくれて精神的に支えてくれた。復帰した直後はブランクが長くてみんなが早く見えたくらい。状態は序々に上がってきています」

―先発復帰して早速決めたゴールだったが
「かみ締めました。来週も再来週も決めたい。今年はオレと(杉本)竜士が揃っているし、点取って勝たないとサポーターに顔向けできない。自分が点取るか、取らせるかして勝ちたいですね」

―トップチームにも早く戻りたいと思うが
「(トップチームは)こっち(ユース)で結果残さないと呼んでもらえない。クラブユースも取って出られれば全国リーグもチャンピオンシップを勝って、そしてJユース(カップ)も優勝してプロになれたらいい」

―ゲキサカにも注目してみている人が多いと思います。メッセージを
「ゲキサカで毎試合取り上げられるように頑張ります」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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