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[総体]香川西が鮮やかに3発逆転、前々回4強の佐賀東を下す

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平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技(秋田)

[7・28 全国高校総体1回戦 佐賀東1-3香川西 仁賀保]

 香川西(香川)が3発逆転で佐賀東(佐賀)を3-1で下し、初戦を突破した。29日の2回戦では海星(長崎)と対戦する。2年ぶりの全国総体出場となった佐賀東は08年、09年の全国総体4強を超える初の全国制覇を目指したが、初戦で涙をのんだ。

 先制したのは佐賀東だった。試合開始わずか2分、左サイドからFW平秀斗が狙ったロングシュートが決まり、幸先良くリードを奪う。しかし、ここから香川西の猛反撃が始まった。

 前半25分、MF伊藤星斗のパスからMF金沢裕平がヘディングシュートを放つと、ゴール前混戦からFW近藤義剛が右足で蹴り込む。昨年の全国総体では1年生ながら2得点を決めた近藤の同点ゴールで流れを引き寄せ、一気に佐賀東ゴールへ襲いかかった。

 そして前半終了間際の32分、近藤の左FKをDF小田光がヘディングで合わせ、2-1と逆転に成功。得意のセットプレーを生かして試合をひっくり返した。

 後半は両チームともにシュート2本ずつと、互いに攻め手を欠いたが、その中でも香川西が確実に得点につなげた。後半22分、金沢のラストパスからFW澤井雅典が右足で試合を決定付けるダメ押し弾。3-1とリードを広げ、そのまま逃げ切った。

 08年、09年度の全国選手権では2年連続で全国総体優勝校を撃破するなど大舞台で勝負強さを見せる香川西。ベスト4を目標に掲げ、秋田に乗り込んだ四国の雄が、実力校同士の一戦を制し、まずは2回戦に駒を進めた。

[写真]勝利を収めた香川西
(写真協力 『高校サッカー年鑑』)


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