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[総体]守護神・秋山が活躍!!尚志が2戦連続のPK戦で初芝橋本下して8強入り

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平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技(秋田)

[7・30 全国高校総体3回戦 尚志 1-1(PK2-1) 初芝橋本 男鹿総合運動公園陸上競技場]

 尚志(福島)は1-1で迎えたPK戦でGK秋山慧介の活躍で初芝橋本(和歌山)をPK2-1で下した。4回目の全国総体出場で初の2勝を達成し、迎えた3回戦でも会心の勝利。全国8強へ進出した。

 前半32分、MF金田一樹の右サイドのスローインからゴール前混戦。最後はMF山岸祐也がシュートを決めて、尚志が先制に成功した。対する初芝橋本はMF井上賢光がドリブルでチャンスを演出。攻撃でアクセントとなり、相手ゴールを脅かした。

 この攻撃が実ったのは後半16分だった。井上の左サイドからのパスからFW美里孝彦がシュート。初芝橋本が1-1の同点に追いつき、試合を振り出しに戻した。

 その後はスコアは動かない。試合終了間際の後半ロスタイム2分、尚志はGK黒澤瑠生に代えて、GK秋山慧介を投入。前日の聖和学園戦(2-2・PK4-2)でゴールマウスを守った守護神をピッチへ送り出した。試合は1-1のまま決着がつかずに、PK戦へもつれこんだ。

 ともに1人目のキックは秋山とGK古川智也の両守護神がストップ。2人目は互いに落ち着いて決めた。そして迎えた3人目、先攻・初芝橋本のDF榎本絢太のシュートはGK秋山が渾身のセーブ。しかし後攻・尚志のFW金森采輝は痛恨の失敗。PK1-1で4人目を迎えた。DF西岡大志のキックをまたも秋山がストップ。尚志の4人目、MF後藤拓也は2年生守護神の頑張りに応えるべく、しっかりと決めた。外せば終了となる初芝橋本の最終キッカー・井上のシュートは失敗。この瞬間に尚志の勝利が決定した。

 3連戦を終えて迎える1日の準々決勝では立正大淞南と対戦する。東日本大震災による福島第一原発の事故の影響で満足に練習をできない時期もあった。それでも「福島県というハンデを力に変えられている」とチーム全員が前を向き、全国での快進撃を演じている。この勢いを止めることなく、準々決勝でも勝利を飾り、震災被害に苦しむ地元の人々へ明るいニュースを届け続けるつもりだ。

[写真]PK戦を制し、歓喜に沸く尚志イレブン
(写真協力『高校サッカー年鑑』)

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