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3発快勝で連勝の徳島が7戦負けなしで暫定首位浮上

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[7.30 J2第23節 徳島3-1富山 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスカターレ富山に3-1で快勝し、2連勝を飾った。これで7戦負けなし(6勝1分)。この日、首位のF東京が敗れたため、勝ち点2上回り、暫定首位に浮上した。

 立ち上がりの先制点で試合の主導権を握った。前半7分、左サイドをオーバーラップしたDF西嶋弘之が中に切れ込み、MF衛藤裕に絶妙なスルーパス。2列目から飛び出し、最終ラインの背後を取った衛藤が右足で豪快にゴールネットに突き刺した。

「ヒロさん(西嶋)からいいボールをもらって、最初だったので思い切り打ったら入った」という衛藤の5試合ぶりのゴールでリードを奪うと、追加点も再び衛藤だ。後半23分、FW柿谷曜一朗の左クロスをDFがクリアミス。こぼれ球に素早く反応した衛藤が左足ダイレクトボレーで叩き込んだ。さらに3分後の同26分、MFディビッドソン純マーカスのスルーパスに抜け出したFW津田知宏が左足で流し込み、3-0と試合を決定付けた。

 このまま完封勝利で終えたい徳島だったが、後半41分にFW黒部光昭のPKで1点を返され、最終スコアは3-1。美濃部直彦監督は試合後のインタビューで「勝ったことはよかったけど、最後の1点が悔やまれる。我々は(失点を)ゼロに抑えて勝つことを目標にしてやっている」と表情を引き締め、西嶋も「昇格を目指すうえで一つ勝ったに過ぎない。一戦一戦勝っていきたい」と、暫定首位浮上にも浮かれることなく、気持ちを切り替えていた。

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