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広島が公式戦6戦ぶり勝利!!李の2発などで清水に完勝

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[7.30 J1第19節 広島4-0清水 広島ビ]

 サンフレッチェ広島が清水に4-0で快勝し、公式戦で6試合ぶりの勝利を手にした。FW李忠成が2得点の活躍をみせ、チームは4月24日のG大阪戦(4-1)に並ぶ今季最多の4得点を決めた。

 27日に行われたナビスコ杯の川崎F戦(1-3)で退席処分を受けた影響でペトロヴィッチ監督はベンチ入り停止処分。横内コーチが指揮を執った。

 開始直後から、ここ最近の不調が嘘のように広島が攻撃でチャンスをつくった。開始4分、MF森崎浩司の右CKを二アサイドのFW佐藤寿人が合わせるが、クリアされる。こぼれを拾った森崎が右クロス。ファーサイドのDF盛田剛平のシュートからゴール前混戦を李が押し込み、先制点を奪った。

 さらに前半39分、MF服部公太の左クロスにニアサイドの佐藤が飛び込む。このこぼれがファーサイドのDFボスナーの胸に当たると跳ね返りがゴールネットを揺らし、オウンゴールで2-0と差を広げた。

 後半に入っても勢いは止まらない。後半41分には李がPA内で体を張ってボールキープ。左サイドに走りこんだMFムジリへ絶妙なパスを送る。ムジリがGKとの1対1を冷静にニアサイドに蹴りこんで、ダメを押す3点目を奪った。終了間際のロスタイムには、ドリブルで左サイドを駆け上がった服部が左クロス。李がダイレクトで蹴りこんで、得点ランクトップタイの今季9点目で4-0と試合を決定付けた。

 今季最多タイの4得点と攻撃陣が復調の兆しをみせた。またリーグ戦では4戦9失点している守備陣だったがGK西川周作も好セーブをみせ、公式戦6試合ぶりの完封勝利に大きく貢献した。試合後のテレビインタビューで2得点を決めた李は「ここ最近結果が出なくて自分たちも苦しかった。きょうの勝利を皮切りに、これからいい結果を出していきたい」と力強く意気込んでいた。 

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