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柏木が決勝オウンゴール誘発、浦和が今季初の連勝で8戦負けなし

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[7.30 J1第19節 川崎F0-1浦和 等々力]

 浦和レッズが開始10分のオウンゴールを守り抜き、今季初の連勝を飾った。アウェーでは今季初勝利で、これで8戦負けなし(4勝4分)。ナビスコ杯を含めれば公式戦3連勝となった。

 乗りに乗っている男が決勝点を演出した。前半10分、カウンターから左サイドを持ち上がったMF柏木陽介が前線にスルーパス。PA内にMFマルシオ・リシャルデスが走り込むと、ボールは並走していたDF小宮山尊信のオウンゴールを誘い、浦和が先制に成功した。

 公式戦3戦連発中の柏木の絶妙なラストパスが生んだ先制点。その後は川崎Fの反撃にもGK加藤順大がビッグセーブで立ちはだかり、クロスバーに救われるなど運も味方し、1-0で逃げ切った。

 日本代表候補に選出された柏木、FW原口元気、MF山田直輝の3人が今季初めてそろって先発。新加入のFWデスポトビッチも2試合連続で先発した。後半2分、デスポトビッチのスルーパスからマルシオが決定機を迎え、同9分には右サイドを突破した原口のクロスを山田直がシュート。これにデスポトビッチが詰めるなど、惜しくも決め切れなかったが、新戦力を含めた攻撃陣は徐々にかみ合ってきている。

 クラブによると、ペトロヴィッチ監督は「ナビスコ杯を含めて9試合、5勝4分と負けなしで、良い流れで来ていると自信を持って言えると思うし、選手たちを非常に誇らしく思う」と、上向きつつあるチーム状態に手応えを口にする。「非常に重要な勝ち点3。この先、自分たちが良いシーズンを送る起点になるかと思う」とさらなる快進撃を予感していた。

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