beacon

シュート14本もゴール遠く…憲剛復帰の川崎Fは2戦連続無得点で連敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.30 J1第19節 川崎F0-1浦和 等々力]

 川崎フロンターレは急性へんとう炎から復帰したMF中村憲剛が後半から出場したが、1点を奪えず、2連敗を喫した。FW矢島卓郎、MF稲本潤一、MF柴崎晃誠と主力3人をケガで欠く苦しい台所事情ながら、最近7試合で2勝1分4敗と勝ち点を伸ばせずにいる。

 シュート数は14対5。チャンスは何度となくあったが、リーグ戦では等々力で過去3分3敗と相性の悪い相手にまたも屈した。前半10分にDF小宮山尊信の不運なオウンゴールで先制を許すと、同32分には小宮山が汚名返上とばかりにドリブル突破。DF2人をかわしてPA内に切れ込んだが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 後半開始からは中村が出場。3試合ぶり復帰の司令塔が攻撃のギアを変える。後半5分、中村の横パスからDF井川祐輔がロングシュートを狙うもGKの正面。同9分には中村の左CKにFW小林悠がヘディングで合わせたが、これもGKの正面に飛んだ。

 後半13分のMF田坂祐介の直接FKはクロスバーを直撃し、同35分にはMF楠神順平のスルーパスにDF田中裕介が反応したが、シュートは至近距離でGKに阻まれた。最後までゴールが遠く、前節・新潟戦(0-1)に続いて2試合連続の零封負けとなった。

 相馬直樹監督は「内容では十分なボリュームを持ったゲームができたと思っているが、ゴールを取る部分、守る部分であと一歩というか、あと一つ、あと少し何かが足りなかった」と悔しさを押し殺し、「ただ、サッカーはこういうスポーツでもあると思うので、次に向けてまた準備をしたい」と気持ちを切り替えていた。

TOP