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[MOM461]新潟明訓DF若杉一生(3年)_U-17代表からゴールのSBが鮮烈弾

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平成23年度全国高校総合体育大会「2011熱戦再来 北東北総体」サッカー競技(秋田)
[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7・30 全国高校総体3回戦 新潟明訓2-1大津 西目カントリーパークサッカー場]

 快進撃を続ける新潟明訓の中で、「1日目(1回戦)と2日目(2回戦)はいい活躍ができていなかった。声援に応えられていなかった」と振り返る右SB若杉一生(3年)がU-17日本代表からもゴールを決めているその得点力でチームを乗せた。

 前半12分、右サイドを抜け出したMF梅沢拓磨の折り返しに中央へ飛び込んだ若杉は「(前方で触った)小熊からいい落としがきてフカさないように蹴った」と左足を一閃。試合序盤のスコールの影響でスリッピーだったピッチの上を鋭く走ったボールは、そのままゴール右隅へと突き刺さった。「自分の役割は攻撃に絡むこと。ゴールの瞬間は鳥肌がたちました。うれしかった」。長い距離を走ってゴール前へ飛び込んだSBの鮮烈なゴールだった。

 若杉はU-17新潟選抜として出場した第15回国際ユースサッカーin新潟(7月16日~18日)でU-17日本代表と対戦。この日と同じく右SBとして先発した若杉は前半10分に、サイドチェンジを受けてから絶妙なファーストタッチでボールをコントロールすると右足で先制ゴールをたたき出した。U-17日本代表を3-0で下す先制ゴール。同大会での新潟選抜初優勝に大きく貢献したSBは、その得点力をこの日、V候補の大津戦で示してみせた。

 田中健二監督も「ウチの起点はSB」というように信頼度は高い若杉は「常に自分の特長である攻撃でゴールに絡んで行って守備でも貢献する」と未知の世界である全国大会準々決勝へ意欲十分。新潟県予選準決勝でもゴールを決めている“最終ラインのストライカー”が次は準々決勝で堅守の流通経済大柏からゴールへ襲い掛かる。

(取材・文 吉田太郎)

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