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永井のリーグ戦初ゴールで6連勝、名古屋が14戦無敗のクラブ新記録

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[8.7 J1第20節 名古屋2-1磐田 瑞穂陸]

 大卒ルーキーのリーグ戦初ゴールが名古屋グランパスの歴史を塗り替えた。名古屋はU-22日本代表FW永井謙佑の決勝点で2-1の逆転勝利を飾り、怒涛の6連勝。5月15日の甲府戦(1-3)の敗戦を最後に14試合連続負けなし(10勝4分)となり、クラブ新記録を樹立した。

「すごくうれしいです。気持ちよかったです」。試合後のインタビューで笑みをこぼした22歳の快足ストライカーが待望のリーグ戦初ゴールを決めた。1-1で迎えた後半28分、左サイドでボールを持ったFW玉田圭司が中央に横パス。永井はFWケネディにはたいてゴール前に走り込むと、ケネディのリターンパスに抜け出し、PA内左から落ち着いて左足でゴール右のサイドネットに流し込んだ。

「ジョシュア(ケネディ)とうまくワンツーできたので、あとはゆっくりコースを狙って打ちました」。冷静沈着なシュート。ACLでは2得点を決めていた永井だが、リーグ戦では待ちに待った初ゴールが値千金の決勝点になった。

 鮮やかな逆転勝利だった。前半19分に先制点を許したが、同28分、背番号10の今季初ゴールで追い付く。MF藤本淳吾のスルーパスをPA内で受けたケネディがワンタッチで落とし、右サイドから走り込んだMF小川佳純が左足でゴール右に叩き込んだ。

「長いこと点を取れてなかったので、決めることができてホッとしています」。待望の今季初ゴールを決めた小川は14試合連続の無敗記録を樹立したことについて「記録にはそこまで意識はなかったけど、一つひとつ戦って、この記録がずっと伸びていくようにみんなで頑張りたい」と意気込んだ。

 GK楢崎正剛が右腓骨筋腱脱臼で離脱し、この日はMFダニルソンも欠場した。守備の要2人を欠きながらも勝負強さを発揮した前回王者。消化試合が1試合少ないながら首位まで勝ち点2差と迫り、いよいよ射程圏にとらえた。

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