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ついに暫定首位!!名古屋が9年ぶり7連勝で15戦無敗

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[8.13 J1第21節 広島0-3名古屋 広島ス]

 ついに暫定首位だ。王者の勢いが止まらない。名古屋グランパスは3-0の快勝で9年ぶりの7連勝を飾ると、15試合連続負けなし(11勝4分)とし、クラブ記録を更新。この日、2位・横浜FMが敗れ、首位・柏が明日14日に磐田戦を控えていることもあり、暫定ながら今季初めて首位に立った。

 GK楢崎正剛、MFダニルソンという守備の要2人を負傷で欠いても王者の強さに陰りはない。前半23分、右サイドからドリブルで中に切れ込んだFW玉田圭司のパスをMF小川佳純がスルー。FWケネディがワンタッチで落とすと、スペースに走り込んだ小川が左足でゴール左隅に流し込んだ。

 流れるような攻撃で先制点を決めると、前半39分にはセットプレーから追加点だ。MF藤本淳吾の右CKをパンチングしようとしたGK西川周作がクリアミス。こぼれ球に素早く反応したケネディが右足で押し込み、2-0と突き放した。

 後半は広島の反撃に遭ったが、楢崎に代わってゴールを守るGK高木義成がビッグセーブを連発。後半23分、FW佐藤寿人のヘディングシュートをかき出すと、同28分にはMF高萩洋次郎のシュートがポストに救われるなど運も味方に付けた。すると、後半ロスタイム、カウンターから途中出場のFW永井謙佑が抜け出し、左足でダメを押した。

 前節・磐田戦(2-1)で今季初ゴールを決めた小川、永井がそろって2戦連発。ケネディも今季10点目で玉田、FW李忠成(広島)と並んで得点ランキングトップタイに立った。チームも5月15日の甲府戦(1-3)以降、約3ヵ月間、負けていない。ストイコビッチ監督は試合後のインタビューで「一つひとつの試合に集中している。勝ち、負け、分けは計算していない。我々の持っているものを出せば結果は付いてくる。次の試合が我々にとって一番大切」と強調。連勝や無敗記録を意識することなく、一戦必勝で連覇へまい進する。

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