beacon

頭蓋骨骨折から復帰の水本がベンチ入りも…広島は3失点完敗

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.13 J1第21節 広島0-3名古屋 広島ス]

 DF水本裕貴の戦列復帰を勝利で祝うことはできなかった。2試合連続完封で連勝中だったサンフレッチェ広島は0-3の完敗で3試合ぶりの黒星。3戦連発中のFW李忠成も不発に終わり、チームとしても4試合ぶりの無得点で零封負けを喫した。

 5月7日の甲府戦で頭蓋骨骨折の重傷を負い、長期離脱していた水本が驚異の回復ぶりを見せ、早くも戦列に戻ってきた。甲府戦以来16試合ぶり、約3ヵ月ぶりとなるベンチ入り。出番こそなかったものの、離脱する甲府戦まで開幕5戦無敗(2勝3分)とスタートダッシュを支えたDFの“復帰”で勢いに乗りたかったが、王者の壁は厚かった。

 前半23分に流れるようなパスワークから先制点を許すと、同39分にはCKからGK西川周作が痛恨のパンチングミス。前半で2点のリードを許す苦しい展開となった。後半23分にはMF高萩洋次郎のループパスから最終ラインの背後を取ったFW佐藤寿人がヘディングで狙うもGKがビッグセーブ。同28分にはMF山岸智のシュート性の折り返しに高萩が合わせたが、シュートはポストに弾かれた。

 結局、最後までゴールを奪えず、0-3の零封負け。順位は暫定5位のままだが、暫定首位に立った名古屋との勝ち点差は10に開いた。上位戦線に踏みとどまるためにも、ここからが正念場。守備立て直しへ、次節20日の鹿島戦で水本が実戦に復帰するかも注目だ。

TOP