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名古屋は2度追いつき首位キープ、ピクシー「2回追いついたのは我々の力を表している」

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[8.17 J1第9節 G大阪2-2古屋 万博]
 名古屋グランパスが2度のビハインドを追いついて首位をキープした。勝ち点差2で迎えたG大阪との首位攻防戦。相手に中盤の主導権を握られて8本多い21本のシュートを打たれたが、勝ち点1を上積みした。ストイコビッチ監督は試合後のインタビューで「2回追いついたのは、我々の力を表しているところ。ガンバはホームで凄い力を発揮するので、勝ち点1を取れたことに満足している」と笑顔を見せた。
 立ち上がりからG大阪のパス回しに苦戦した。しかし、DF田中マルクス闘莉王、MF中村直志ら守備的なポジションの選手が奮闘し、失点を防いでいた。それでも前半46分に、最近3試合で1失点だった堅守が決壊。CKのこぼれ球からカウンターを食らい、FWイ・グノに突破を許す。最後はFWラフィーニャに左足で決められて0-1で前半を折り返した。
 だが、さすがは王者。後半11分、PA右でFW玉田圭司がドリブルで仕掛けると、これはカットされたが、こぼれ球をMFブルザノビッチが叩き込んで1-1の同点に追いついた。指揮官は「後半のほうは前半よりも内容が良かった」と話したが、後半は名古屋らしさが出てきた。しかし、G大阪の攻撃力に手こずる。後半29分、MF二川孝広のクロスをイ・グノがヘディングシュート。これはGK高木義成が弾いたが、こぼれ球をMFキム・スンヨンに押し込まれ、勝ち越されてしまった。
 普通なら崩れてもしかたないが、やはりモノが違った。今節まで7連勝と絶好調で、首位に立った名古屋の底力が発揮された。後半40分、左サイド、MF藤本淳吾がクロスを入れると、中央で玉田圭司が胸で落とし、これをFWケネディが足の長さを活かして自分のボールとし、右足でシュート。2-2と再び追いついてみせた。
 終盤、G大阪に攻め込まれ、後半48分にはイ・グノをPA内で倒してしまい、PK献上かと思われたが、運良くノーホイッスルで、そのまま2-2で試合終了。連勝は7で止まったが、16試合連続負けなし(11勝5分)とクラブ記録を更新した。勝ち点も43とし、首位をキープした。
 ストイコビッチ監督は「きょうは素晴らしいゲームだった。ある程度、横並びの状態だが、首位を今後も続けたい。最後までこの1位というのを守っていきたい」と力強く言い切った。次節は中2日の20日に仙台と戦うが、再び“白星街道”を突き進むつもりだ。

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