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[SBSカップ]U-18日本代表、久保2発などメキシコに4発快勝!

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[8・18 SBSカップ国際ユースサッカー U-18日本代表 4-1 U-18メキシコ代表 藤枝総合]

 U-18日本代表、U-18オーストラリア代表、U-18メキシコ代表、そして静岡県高校選抜(静岡ユース)の4チームが優勝を争うSBSカップ国際ユースサッカー大会が18日、静岡県藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で開幕した。今秋にAFC U-19選手権予選を控えるU-18日本代表は久保裕也(京都サンガF.C.U-18)の2得点などU-18メキシコ代表に4-1で快勝。日本は20日の第2戦でオーストラリアと対戦する。

 今秋にU-20W杯へ向けたスタートを切り、今大会3連覇も目指す日本が、U-17W杯メキシコ代表として世界一に輝いているCBアントニオ・ブリセニョ(アトラス)らが出場したメキシコに4発快勝した。4-4-2システムのU-18日本代表はGK櫛引政敏(清水エスパルス)、4バックは右から川口尚紀(アルビレックス新潟ユース)、岩波拓也(ヴィッセル神戸U-18)、遠藤航(湘南ベルマーレ)、山中亮輔(柏レイソルU-18)。中盤は熊谷アンドリュー(横浜F・マリノスユース)と深井一希(コンサドーレ札幌U-18)のダブルボランチに右が大島僚太(川崎フロンターレ、写真)で左が榊翔太(コンサドーレ札幌U-18)。近藤貫太(愛媛FCユース)と久保が2トップを務めた。

 前半11分にサイドを破られて先制点を献上した日本だったが同17分、山中の右FKをファーサイドの遠藤が頭で押し込み同点に追いつく。その後も右サイドから中央へポジションを移してパスワークに絡む大島や正確なくさびのボールを入れ込む熊谷、深井らがポゼッションしながら攻める日本。だが、展開が少なく、攻撃の行き詰まったチームはなかなかテンポを上げることができなかった。32分には大島の右クロスを榊が頭で合わせ、前半終了間際には大島の中央突破から久保が右足シュートを放つも、1-1のまま前半を折り返した。

 前半は差をつけることができなかった。ただ後半、日本は一気に強豪を突き放す。7分、熊谷と近藤を起点に敵陣中央の久保へボールが通ると、久保が思い切った中央突破からPKを獲得。これを久保が自らゴール左隅へ沈めると、14分には榊からのパスを受けた久保が反転から20m強の右足ミドルをゴール左隅へ突き刺し、2点差へ広げる。

 畳み掛ける日本は18分にも、右サイドからPAへ飛び込んできた川口へ近藤のスルーパスが通る。一気にDFを突破した川口のラストパスをファーサイドから走りこんだ榊が、身体ごとゴールへ押し込み4-1とした。この後、7選手を入れ替えた日本は、遠藤を中心とした守備陣が最後のところで身体を張るなどメキシコに追撃を許さずに勝利。好スタートを切った。

(取材・文 吉田太郎)
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