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[SBSカップ]地元静岡出身のU-18代表大島主将、快勝も「ミス多い」

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[8・18 SBSカップ国際ユースサッカー U-18日本代表 4-1 U-18メキシコ代表 藤枝総合]

 地元静岡出身、注目のU-18日本代表MF大島僚太(川崎フロンターレ)は凱旋試合について「ミスが多かった」と納得していなかった。チームは強豪・メキシコ相手に4-1で快勝。右MFとして先発した大島は中央へ流れながら多くのボールに絡み後半34分の交代時には、3,051人の観衆から誰よりも多きな拍手で迎えられた。前半32分には右サイドを駆け上がったSB川口尚紀へグラウンダーの絶妙な展開でチャンスを広げ、直後にはMF榊翔太へ正確なクロスを通して決定機を演出。そのほか、キープ力の高さを活かした得意のドリブルで中央突破し、シュートチャンスをつくり出す好プレーもあった。ただ多くのボールに絡んでいることもあってか、苦しい状況をその技術で救う場面があった一方、ミスでボールを失う場面もあった。本人はその点が不満だったようだ。

 またいい流れの中でボールを受けながらバックパスを選択してしまい、攻撃を減速させてしまう場面もあった。昨年、静岡学園の大黒柱としてチームを全日本ユース選手権4強へ導いた技巧派MFは、高卒1年目ながらJ1の強豪・川崎Fですでに6試合に出場。期待のMFは実力者揃うU-18日本代表の中で主将を任され、チームを引っ張る役割も担っている。それだけに、このチームの中でもっと自分の良さを出すことを誓う。「もっと前向いてプレーできればいいと思った。ゴールへ絡むようなプレーがしたい」。川崎Fのチーム事情によっては、この日だけの参加となる可能性もある主将。ただ、チャンスがあれば、この日以上のプレーを地元観衆の前で魅せる。

(取材・文 吉田太郎)
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