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[SBSカップ]U-18日本代表、南V弾でオーストラリア下す!

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[8・20 SBSカップ国際ユースサッカー U-18日本代表1-0 U-18オーストラリア代表 草薙陸]

 今秋にAFC U-19選手権予選を控えるU-18日本代表は20日、SBSカップ国際ユースサッカー大会(静岡)2日目第2試合でU-18オーストラリア代表と対戦。FW南秀仁(東京ヴェルディユース)の決勝ゴールにより1-0で勝った。2連勝のU-18日本代表は大会最終日の21日、3連覇をかけて静岡ユースと対戦する。

 4-1で快勝したU-18メキシコ代表戦から先発8人を入れ替えた日本は立ち上がり、熊谷アンドリュー(横浜F・マリノスユース)と荒野拓馬(コンサドーレ札幌U-18)のダブルボランチ中心に流れよく攻める。MF為田大貴(大分トリニータU-18)がディフェンスラインの背後を突き、右SB松原健(大分トリニータ)が再三オーバーラップを繰り出すなど、正確なパスとスペースを突く動きで相手との差をつくり出した。

 そして前半6分、左SB山中亮輔(柏レイソルU-18)の左アーリークロスに絶妙なタイミングで飛び込んだ南が右足ダイレクトでゴールへと押し込み、先制に成功した。その後もボールを支配する日本は、16分に松原のラストパスから為田が決定的なシュートを放つなど決定機をつくる。ただ、相手の分厚い中盤の前に中央で数的不利となった日本は、徐々に試合の流れを失ってしまう。そして相手の背後を突く動きに危ないシーンを作られた。

 ただCB相馬大士(柏レイソル)やGK中村航輔(柏レイソルU-18)ら中心に集中した守備を見せる日本は相手の運動量が落ちた後半、再びボールを支配する時間を増やし、オーストラリアゴールへ迫った。そして17分に山中の突破から為田がポスト直撃の右足シュートを放ち、スペースを突いたFW高原幹(名古屋グランパスU18)が決定機を迎える。PAでのプレーとシュートの正確性を欠いた日本はゴールへ迫りながらも決めきることができず、追加点を奪うことができなかったが、それでも1-0で勝利。唯一の2連勝で3連覇に王手をかけた。

[写真]前半6分、U-18日本代表FW南が決勝ゴールを喜ぶ
(取材・文 吉田太郎)

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