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名古屋は97日ぶり敗戦で首位陥落、無敗記録は16でストップ

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[8.20 J1第22節 名古屋0-1仙台 瑞穂陸]

 名古屋グランパスは仙台に0-1で敗れ、17戦ぶりの黒星を喫した。5月15日の甲府戦(1-3)以来、実に97日ぶりの敗戦。09年に鹿島が達成した17戦負けなしのJリーグ記録に並ぶことはできず、無敗記録は16試合でストップした。首位からも陥落し、3位に後退した。

 名古屋は連戦の影響を考慮し、前節から先発3人を入れ替えた。DF三都主アレサンドロが17戦ぶりの先発を果たしたほか、中盤ではMFダニルソンが4戦ぶり、U-22代表のFW永井謙佑は2列目の右で6戦ぶりの先発スタートとなった。

 好調な攻撃陣がこの日は一転、なかなかシュートまで持ち込めない。すると前半17分に右CKから最後はDF菅井直樹に決められて、先制を許した。同35分にはFW玉田圭司のFKからDF田中マルクス闘莉王がヘディングシュートを決めるもオフサイドの判定。1点が奪えない。同43分には三都主の左クロスにFWケネディが頭で合わせたが枠を外れた。前半を0-1で折り返した。

 後半は立ち上がりから永井に代えて、ブルザノビッチを投入。前線を活性化させ、ゴールを目指すが決定機をつくることはできずに時間は過ぎる。逆に後半38分には失点のピンチを迎えた。PA外でボールを処理しようとしたGK高木義成が痛恨のミス。プレッシャーをかけにきたFW柳沢敦のボールを奪われてしまった。しかし無人のゴールに打たれたシュートは運よく枠外へ流れた。結局ゴールを奪うことはできずに試合は終了。ホームでの今季初黒星となるとともに、4月24日の浦和戦(0-3)以来、118日ぶりの零封負けを喫した。

 試合後、クラブによるとストイコビッチ監督は「きょうの試合がハードになることは分かっていた。グランパスの日ではなかったということ」とコメント。「ある程度リフレッシュさせて臨んだ。永井、三都主を投入したが、あまり良く機能しなかった。全ての試合を勝てるとは思っていない。サッカーは時々このようなことが起きる」と自らに言い聞かせるように話した。

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