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パウリーニョ8戦7発!!佐久間体制2戦目の甲府が浦和戦初勝利で連敗ストップ

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[8.20 J1第22節 甲府3-2浦和 国立]

 ヴァンフォーレ甲府佐久間悟新監督就任2戦目で初勝利を挙げ、連敗を4でストップした。前節・山形戦(1-3)から先発5人を入れ替える大胆な采配が奏功。MFパウリーニョの2得点とFWハーフナー・マイクの5試合ぶり今季10得点目で3-2と競り勝ち、過去1分8敗と勝ったことがなかった浦和から初勝利を飾った。

 背番号10が2得点1アシストの大暴れだ。前半13分、左サイドからドリブルで切れ込んだパウリーニョは巧みなフェイントでDF2人をかわすと、PA内左サイドの角度のない位置から左足を一閃。豪快な一撃がゴールネットに突き刺さり、2戦連発となるゴールで先制点を奪った。

 さらに6分後の前半19分、FW片桐淳至のスルーパスからパウリーニョが左サイドを抜け出し、ゴール前にクロス。これをハーフナーが打点の高いヘディングで叩き込み、2-0とリードを広げた。

 前半23分に直接FKで1点差に追い上げられたが、パウリーニョの勢いは止まらない。前半43分、PA手前で片桐からパスを受けると、鋭い切り返しでDFを振り切り、右足でゴールネットを揺らす追加点。最近8試合で7得点とゴールを量産するパウリーニョは後半に入っても立て続けに決定機を迎えた。しかし、後半8分の左足ミドルはGKの好セーブに阻まれ、同18分にはドリブルでGKもかわしてシュートを狙ったが、枠を捉え切れず。惜しくもハットトリックはならなかったが、圧倒的な個人技でチームに5試合ぶりの勝ち点3をもたらした。

 中盤ではMF山本英臣と今季初先発のMF井澤惇がダブルボランチを形成。DF吉田豊を右SBに回し、左SBでDF内山俊彦、CBでDF冨田大介を起用した。パウリーニョを中盤の左サイドに配置し、片桐がハーフナーと2トップを組むなど思い切った変更がはまった。“佐久間色”を打ち出しての勝ち点3が巻き返しへの狼煙となるか。依然、順位は降格圏の16位だが、5試合ぶりの勝利で残留圏までの勝ち点差は4に縮まった。

[写真]2得点を決めたMFパウリーニョが両手を広げて喜ぶ

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