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浦和は“お得意様”に初黒星、最近3試合で8失点と守備が崩れる

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[8.20 J1第22節 甲府3-2浦和 国立]

 浦和レッズは前半だけで3失点し、過去8勝1分と“お得意様”だった甲府に2-3で競り負けた。6月から7月にかけて8戦無敗を続けた当時は8試合でわずか4失点だったが、最近3試合で8失点。ペトロヴィッチ監督は試合後のインタビューで「甲府が試合に勝ったのは妥当な結果。我々は今までで一番悪いゲームをしたと思う。最終ラインが安定しなかった。若い選手がいっぱいいるので、いいときもあれば悪いときもあるが、レッズとして恥ずかしい試合をした」と憮然とした表情で振り返った。

 前半10分、MF原口元気のシュートのこぼれ球をMF山田直輝が狙うが、シュートはゴール上に浮く。前節・新潟戦(3-2)でともにゴールを決めたU-22日本代表コンビがさっそくチャンスをつくったが、前半13分、19分と連続失点。同23分にMF柏木陽介の直接FKが壁に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らしたが、その後も甲府の攻勢にさらされた。

 前半43分、MFパウリーニョに2点目を決められ、1-3とリードを広げられると、ハーフタイムに山田直に代えてFWマゾーラを投入。同18分にFWエスクデロ・セルヒオ、同30分に出場停止明けのMFマルシオ・リシャルデスとアタッカーを次々とピッチに送り込む。すると同38分、右サイドを個人技で突破した柏木の折り返しをエスクデロが流し込み、2-3と1点差に追い上げたが、反撃もここまで。順位は12位をキープしたが、降格圏となる16位甲府との勝ち点差は7に縮まった。

[写真]浦和は1-3の後半38分にFWエスクデロ・セルヒオ(右)が1点を返すも反撃及ばず

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