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初先発のアンデルソンが来日初ゴールも…新潟は痛恨の逆転負け

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[8.20 J1第22節 神戸2-1新潟 ホームズ]

 アルビレックス新潟は新外国人FWの来日初ゴールも勝利には結び付かず、1-2の逆転負けで2連敗を喫した。今夏に補強したFWアンデルソンが加入後初先発で前半4分に先制点。立ち上がりのゴールで試合の主導権を握ったが、追加点を奪えず、逆転負けとなった。

 黒崎久志監督は「試合は最高の形で入ることができたが、終わってみれば最悪の結果だった」と厳しい口調で言った。「前半、立ち上がりからいいリズムで入ることができ、何回かチャンスも生み出すことができた。そこでもうひと押しできれば違った展開に持っていくことができたが、早い時間帯に決め切ることができなかったのはうちの力のなさもあると思う」と、前半で2点目を決め切れなかったことを悔やんだ。

 前節の浦和戦(2-3)で連勝が3で止まり、日本代表GK東口順昭が11試合ぶりに先発復帰。左SBではDF酒井高徳に代わってDF石川直樹が4試合ぶりに先発した。前線はアンデルソンとFWブルーノ・ロペスの2トップ。このメンバー変更がずばり当たり、先制点が生まれた。

 前半4分、石川のスルーパスから左サイドを抜け出しブルーノ・ロペスの折り返しをアンデルソンが右足で流し込み、幸先良くリードを奪った。同15分にもアンデルソンのポストプレーからMF三門雄大がシュート。リズムよく試合を進めた。

 ところが、前半30分にFW吉田孝行の個人技から同点ゴールを許すと、後半は神戸に押し込まれる時間が続いた。後半15分に勝ち越しゴールを決められ、1-2。同34分にはMF田中亜土夢がこの日2枚目の警告で退場となり、反撃も及ばなかった。

 クラブによると、石川は「逆転負けは悔しい。連敗はどうしてもしたくなかったが、してしまったことは取り戻せない」とコメント。「今日の試合は反省して、下を見ずに上を向いていきたい。まだまだリーグは団子状態だし、一つでも上に行くために気持ちを整理して、コンディションを調整していきたい」と必死に前を向いた。

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