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栃木がサビア&水沼ゴールでF東京下し、3位浮上!!水沼「自分を証明できたのは良かった」

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[8.21 J2第25節 栃木2-1F東京 栃木グ]

 栃木SCがFWサビアと途中出場のMF水沼宏太のゴールで首位のFC東京に2-1で勝利し、4位から3位へ順位を上げた。一方敗れたF東京は、終了間際にFW鈴木達也が2年ぶりの公式戦ゴールを決めたが、追いつくことはできずに3戦ぶりの黒星を喫した。

 前半11分、早くも栃木が先制に成功した。中盤でボールを奪うと素早い波状攻撃から攻め込む。MFパウリーニョからのパスを受けたFWサビアがPA内左から左足シュートを決めた。今夏に加入した助っ人FWがここ3戦2得点の活躍でチームに値千金の先制点をもたらした。

 その後はF東京に押される場面も続くが、GK武田博行が好セーブを連発。ゴールを許さない。攻撃では前線でブラジル人トリオが躍動。パウリーニョ、サビア、MFリカルド・ロボが相手ゴールに襲い掛かる。前半を1-0で折り返した。

 後半に入るとポゼッションで上回るF東京がゲームの主導権を握り、栃木はカウンターで攻め込むという展開になった。そして後半34分、途中出場で後半22分から投入された水沼が結果を残した。右サイドから仕掛けたFW廣瀬浩二、MF小野寺達也とつなぐと、最後は走り込んだ水沼がボールを受け、PA内右から左足を一閃。2-0に突き放すゴールを決めた。

「気持ちで押し込んだゴール。こういう結果で自分を証明できたのは良かった」。6戦ぶりに先発を外れ、ベンチスタートだった水沼の渾身のゴールで2点差にリードを広げた。その後も守護神・武田を中心に守りきり、終了間際には1失点を喫したもののリードを守った栃木が2-1で勝利した。

 試合後のテレビインタビューで松田浩監督は「選手が一丸となって戦ってくれて、いいゲームができた」と満面の笑顔。決勝点を決めた水沼は「今日の勝利を無駄にしないように、このあとの試合でも勝っていきたい」と意気込んだ。

 一方、敗れたF東京はカウンターのピンチにもDF今野泰幸が身体を張った守備をみせて奮闘。しかし2点を追う展開となってしまった。終了間際のロスタイム5分、右サイドから押し込むと、最後はMF石川直宏の折り返しから鈴木がシュート。09年10月25日の清水戦(2-1)以来となる公式戦ゴールを決めたが、直後に試合は終了。追いつくことはできずに3戦ぶりの敗戦を喫した。

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