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柏、遠藤封じ実らず4位後退

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[8・24 J1第23節 G大阪2-0柏 万博]

 柏レイソルが首位再浮上のチャンスを逃した。J1最多の55得点をたたき出しているG大阪との首位決戦で柏はFW工藤壮人の1トップ、MF茨田陽生を相手エースのMF遠藤保仁にマンマーク気味につける戦術を採用。ネルシーニョ監督が「ガンバの攻撃はほぼ100%彼からスタートし、我々の危険なエリアに侵入してくる。まず相手にリズムを渡さないようにした。途中、彼の動きを放してしまうときがあったが、それでもバラは攻撃でも守備でもよくやった」(柏公式サイトより)と評価した茨田が「代表でもガンバでも中心の遠藤選手をしっかり抑えろ」という指揮官からの指示を忠実に守って食らい突くなど、G大阪の攻撃を何とか封じる。そして左SB橋本和やMFレアンドロ・ドミンゲスの右足ミドルで相手ゴールを襲う場面もつくった。

 後半6分にはハーフウェーライン付近からドリブルで独走したレアンドロ・ドミンゲスがPAへ侵入して左足シュート。15分にはレアンドロ・ドミンゲスの好パスから胸トラップしたFW工藤壮人のシュートがゴールを捉えた。好守から決定機を作る柏に試合の流れは傾きかけていた。ただ後半36分に相手のクロスがMFジョルジ・ワグネルの頭に当たってそのままゴールへ吸い込まれてしまう不運な形から先制されてしまうと、直後にはCB近藤直也がゴールライン際で相手にボールを奪われてしまう痛恨の失点。直後からFW田中順也とFW林陵平を同時投入して反撃した柏だったが、追いつくことはできなかった。

 茨田は「首位攻防だからと言って特別緊張などもなかった。ただ結果がついてこず、チームとしても個人としても反省しなければいけない」。チームは最近3試合で10失点。2位から4位へ後退した柏は次節・川崎F戦から再び巻き返しを目指す。

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