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東京Vが熊本に5発快勝!!小林J初ゴールに市川が移籍後初弾!!巻も途中出場

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[8.27 J2第26節 東京V5-2熊本 国立]

 東京ヴェルディが過去1勝5敗と相性の悪いロアッソ熊本に5-2で快勝した。MF小林祐希が待望のJ初ゴールを決めると、今季大宮から加入したFW市川雅彦も移籍後初ゴールを決めて、5発の大勝となった。

 試合後のテレビインタビューで2得点を決めたFWマラニョンは「日頃の練習の成果だと思う」と胸を張った。前半12分、果敢なプレスが相手DFのミスを誘い、マラニョンがボールを奪った。左サイドから持ち込むとGKをかわして、冷静に左足シュート。先制点を決めた。さらに同37分、FW阿部拓馬のパスに抜け出したマラニョンがPA内でDF菅沼駿哉に倒されて、PKを獲得した。これを自ら冷静にゴール左に決め、2点差に広げる。菅沼はこのプレーで一発退場。東京Vが数的有利な状況となった。

 そして3点目を決めたのがルーキーの小林だった。前半43分、相手DFのバックパスをかっさらったマラニョンが右サイドから攻め込んだ。GKを引き付けるとゴール正面に走り込んだ小林へパス。冷静に流し込み、3-0に突き放すゴールを決めた。高卒ルーキーながら今季はコンスタントに出場。常々「ゴールを狙っていきたい」と話していたMFが今季出場20試合目にして、待望のゴールを決めた。試合後には「ミスしているのに監督はずっと使い続けてくれた。これからもっと練習をして、得点を取って。もっと監督に魅せていきたい」と力を込めた。

 後半17分にはFWソン・イニョンに1点を返されたが、同35分には左サイドから仕掛けた阿部のクロスからFW河野広貴が再び3点差に離すゴール。同40分には前がかりになったDFラインの裏を取られ、MF根占真伍にゴールを許した。4-2に詰め寄られた東京Vは後半42分に阿部に代えて、今夏に加入したFW巻誠一郎を投入。巻が東京Vデビューを飾った。終了間際の後半ロスタイム3分には小林のスルーパスに抜け出したFW市川雅彦が右足シュート。今季大宮から加入し、「ずっとゴールを狙っていたけど取れなかった。きょう取れて良かった」と話すFWの移籍後初ゴールで試合を決定付けた。そのまま5-2で試合は終了。東京Vが大勝した。

 試合後のテレビインタビューで川勝良一監督は「ゴールへ向かう姿勢、気持ちがみえた試合ができて良かった。たくさん(点を)取るのは大事だが、波を無くすようにしないといけない」と勝って兜の緒を締めた。また東京Vデビューを果たした巻については「コンディションはまだまだだが、自分のできる範囲のことはしている。うちに足りないひたむきさ、懸命さを持っているから、(コンディションが)上がってくれば面白いんじゃないかな」と話していた。

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