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中村俊輔不在の横浜FM、わずかシュート4本で連勝ストップ

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[8.27 J1第24節 清水0-0横浜FM アウスタ]

 司令塔不在の横浜F・マリノスは3試合ぶりの無得点でスコアレスドローに終わり、連勝も2で止まった。前節終了時点で首位と勝ち点1差の3位。勝って、明日に試合を控える上位勢にプレッシャーを与えたかったが、勝ち点1を挙げるにとどまった。

 90分間でわずかシュート4本に終わった。前節のC大阪戦(2-1)でMF中村俊輔が負傷。左膝内側側副靭帯損傷で全治約3~4週間と診断された。過去2戦は中村をトップ下に置く新布陣が機能し、2連勝。この日はMF長谷川アーリアジャスールをトップ下に置き、FW小野裕二とFW大黒将志が2トップを組んだが、なかなか攻撃の形をつくれなかった。

 前半38分、DF小林祐三の右クロスから小野がチャンスを迎えるが、シュートはGKが好セーブ。後半は清水に押し込まれる展開が続く。それでも終盤には決定機をつくった。後半38分、小野のスルーパスから途中出場のDFキム・クナンが抜け出し、PA外まで飛び出してきたGKもかわして右足で無人のゴールへ狙ったが、シュートは枠を捉え切れず。同41分には小野の右クロスのこぼれ球にMF谷口博之がDF辻尾真二と競り合いながら詰めたが、ボールはクロスバーに弾かれ、セカンドボールを狙ったMF狩野健太のシュートもDF平岡康裕の体を張ったブロックに阻まれた。

 後半のシュートはこの2本のみ。俊輔不在の影響を感じざるを得ない展開となったが、幸いリーグ戦はここから2週間のインターバルに入る。木村和司監督は試合後のインタビューで「常に上位にいて、最後に優勝できればいい。これからはチーム力というか、総力戦。リフレッシュ、リセットして、もう一度優勝に向かっていきたい」と話していた。

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