[8.27 J2第26節 横浜FC2-0草津 ニッパ球]

　横浜FCがFWカイオとMF野崎陽介の2戦連続ゴールでザスパ草津に2-0で勝利した。5年ぶりの4連勝を飾り、暫定ながら14位から一気に9位へ浮上を果たした。

　ここ3試合で完封勝利している横浜FCの勢いは止まらない。前半17分、オーバーラップしたDF宮崎智彦が右クロス。ファーサイドのカイオが頭で合わせた。カイオの今季7点目で先制に成功した。その後も横浜FCが試合の主導権を握り、前半を1-0で折り返す。

　後半に入っても試合の流れは変わらずに、幾度も好機を作り出した。後半15分にはカウンターのチャンスに抜け出したカイオが前線へパスを送る。これを受けたFW藤田祥史がゴール左からシュートを放ったがGKに止められた。すると同25分、野崎の鮮やかな一撃が決まった。センターサークル付近からGKの位置を見た野崎が右足を一閃。ゴールまで約40mの距離からのロングシュートはゴールネットへ吸い込まれ、横浜FCが2点を先取した。

　2点のリードを奪うと後半42分には3枚のカードを切った。MF佐藤謙介、FW三浦知良とFWフランサを投入。今夏に加入したフランサが出場を果たし、横浜FCデビューを飾った。そのまま逃げ切り、2-0の勝利。今季初の4連勝を飾った。

　試合後のテレビインタビューで岸野靖之監督は野崎のスーパーロングシュートについて「アレは滅多に見れるものじゃない。きょう見に来た人はええもんが見れたと思いますよ」とコメント。「チームを勇気づける、元気づける、すばらしいゴールだったと思う」と鮮やかなゴールを称えた。