beacon

名古屋が玉田の技あり弾などで甲府に4発快勝!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.28 J1第24節 名古屋4-1甲府 豊田ス]

 名古屋グランパスは甲府に先制されるも、FW玉田圭司の技ありゴールなどで4得点を決め、4-1で勝利した。前節の川崎F戦(2-1)に続いての連勝で2位の座をキープした。

 前半9分、FWハーフナー・マイクに決められて先制点を奪われた。しかし同32分、FW小川佳純のパスに右サイドへ抜け出したDF田中隼磨が右クロス。これにゴール正面へ走り込んだ玉田が左足ダイレクトで合わせた。トップスピードで走りこみながらも、ボールを抑えての見事なシュートはゴールネットへ突き刺さった。玉田の7月31日の福岡戦(3-0)以来、6試合ぶりの得点で名古屋が同点に追いついた。

 さらに2分後、MFブルザノビッチが小川とのワンツーでPA内へ仕掛けてシュートを放つ。GKに阻まれたが、こぼれに詰めたFWケネディがシュートを決めて、逆転に成功した。得点ランクで単独首位に立つケネディの今季14点目でリードを奪った。名古屋の勢いは止まらない。前半終了間際のロスタイム5分には、アクシデントが起こる。ボールとは関係のない場所でケネディがDFダニエルに頭突きをされると、ダニエルが一発退場。これによってPA正面の位置でFKを獲得した。キッカーはMF藤本淳吾。左足で蹴り込んだボールは壁の上を抜け、ゴールネット左へ吸い込まれた。3-1で前半を折り返した。

 後半16分にはブルザノビッチに代わって、U-22日本代表のFW永井謙佑が出場。攻撃の手を緩めることなく甲府ゴールへ襲い掛かる。すると後半24分、ケネディのパスにDFラインの裏へ抜け出した藤本が左サイドから仕掛ける。最後はGKを前に冷静に左足シュート。自身2点目を決めて、試合を決定付けた。

 後半39分には小川に代えて、MF金崎夢生を投入。左太腿裏肉離れで戦線離脱していたMFが4月24日の浦和戦(0-3)以来、126日ぶりにピッチへ立った。そのまま逃げ切った名古屋が4-1の勝利。連勝を飾り、2位の座を守った。

 試合後、技ありの同点シュートを決めた玉田は「自分でもビックリ」とハニかみながら、「最近点が取れていなかったので良かった」と6試合ぶりの得点に安堵の表情を浮かべた。またストイコビッチ監督は「先制を許したが同点にして、すぐに逆転できたことは良かった。この試合に勝利して、首位に残っていることが大事。タイトルをかけてのレースに残っていることが一番だと思う」と胸を張った。

 次節は4位・柏との上位対決となるが、この日受けた警告でMF中村直志が出場停止となる。しかし今回は2週間の中断期間があるために、その間にMFダニルソンの復帰も有り得そうだ。様々な要素を味方につけ、名古屋が首位奪回を目指す。

[写真]後半24分、自身2点目、チームの4点目を決めたMF藤本淳吾(右)をFWケネディが祝福

TOP